Interview
ニコンをもっと伝えたい。
社内外に向けたその思いを、
多彩なメディアに乗せて。
経営戦略本部 広報部 広報課
2016年入社
ビジネス系学部
現在の仕事
広報
Profile
入社動機
米国に2年間、留学したことがあります。誇らしかったのは、現地の人たちが当たり前のように日本の製品を使っていること。日本人が少なく心細いなか、日本製品が周りにあることが心強く、また誇りに感じたことを覚えています。その経験が「世界中に製品を届ける日本企業で働きたい」と思うきっかけになりました。ニコンは海外売上比率80%。カメラや双眼鏡といった世間に広く認知されているBtoC製品はもちろん、社会や産業の発展に貢献するBtoB領域までバランスよく手がけていることもポイントでした。
異動歴 ※名称は当時のものです
2016年10月:経営戦略本部 広報部 ウェブコミュニケーション課
2020年4月:経営戦略本部 コーポレートコミュニケーション部 広報課
One Day
09:30 出社、メールチェック、当日の予定確認
10:00 プレスリリースの原稿作成・確認
12:00 昼食
13:00 社内報記事の原稿作成
14:00 課のメンバーとに定例会議に参加し、案件の進捗共有や情報交換
15:00 社内報の企画会議
16:00 記者からの問い合わせ対応
17:00 動画コンテンツ作成のため、協力会社とオンライン会議
18:00 担当案件の進捗確認、その他原稿確認など
20:00 退勤
噛み砕くことに、心を砕く。
それが情報の広がりを変える。
担当している業務を教えてください。
ニコンに関する情報を社内外へと発信しています。一口に「発信」といっても、「誰に」「何を」「どの媒体で」伝えるかによって、業務の中身は多彩です。たとえば、プレスリリースの作成、発信。新製品・サービスをはじめとしたニコンのアピール内容を記者に伝え、記事として取り上げてもらうための情報発信を行います。担当事業部・本部とともにその内容を詰めていくのですが、強く意識しているのは「難しい話をどう噛み砕くか」。記者は必ずしも、技術のエキスパートではありません。事業部側としてはごく普通に説明したつもりの文章でも、複雑だったり、専門的すぎたりすることがあります。それを伝わりやすく、しかも印象的な表現に落とし込むことで興味を引き、記事化への意欲をかきたてる。それが結果として、新製品をより広く知っていただくことにつながるのです。そのほかにも、会社案内や社内報など、さまざまなターゲットを対象としたメディアとコンテンツの制作に携わっています。
どんなところに面白さを感じますか。
自分が発信した情報が、記事として、コンテンツとして、形になること。その結果、ニコンを知っていただく機会を少しずつでも広げられることに面白さを感じています。じつは私自身、入社するまでニコンを深くは知りませんでした。祖父が写真を趣味にしていたことから「カメラといえばニコン」というイメージはあったのですが、逆をいえばそこに留まっていた。けれど、たとえば「史上最も精密な機械」と呼ばれる半導体露光装置のように、世界的な注目を集め、しかも私たちの暮らしに密着した製品はいくつもある。「ニコンはこんなこともしているのか」という驚きとともに、カメラ以外のニコンを知ってほしい——そんな思いが仕事の原動力になっています。私自身が「ニコンとして」情報を発信することにプレッシャーも感じますが、ニコンをより広く、深く伝えていく嬉しさは、それを上回ります。
ゼロから立ち上げた、
社長登場の動画コンテンツ。
これまでの業務で、印象に残っているものを教えてください。
社内報も手がけているのですが、その中に「Talk NARI TV」という動画コンテンツがあります。タイトルの通り、徳成社長の人柄や思考をニコングループに紹介するために始めたものです。その立ち上げから、私はリーダーとして関わり続けてきました。徳成社長の就任が決定したのは2024年2月。その直後からプロジェクトがスタートし、第1回の配信は6月というスピード感。動画制作のノウハウもないなか、企画からゲスト出演者の選定、出演依頼、制作会社との連携、撮影、編集など、すべてのプロセスを駆け抜けました。いまも継続して月2回ほどのペースで配信していますが、まだまだ新しいことづくめで焦ってばかり。それでも最近は、周囲から「プロデューサー感、出てきたよ」と冷やかし半分で言ってもらえるくらいにはなりました。
ニコンをもっと知ってほしい。
その思いを、ニコン自身にも向ける。
「Talk NARI TV」の意義を、どのように捉えていますか。
「Talk NARI TV」の中心的な企画は、徳成社長と社員の対談です。「若手・中堅社員とコミュニケーションをとりたい」という徳成社長の思いを汲みつつ、社員を通じてニコングループの「いま」を紹介しようという試みです。ニコングループは事業が幅広く、しかも会社が多いので意外とお互いを知らない。プレスリリースの例ではありませんが、自分とは違う事業や会社にどう興味を持ってもらうか。わかりやすく伝えるか。それを意識しながら慎重にテーマを決め、人選を行っています。だからこそ、「見たよ」という声や、世界中から集まるコメントがとても嬉しい。「Talk NARI TV」という、私たちが考えたタイトルを口にしてもらうだけでも感動するくらいです。このタイトルは、社長が登場するからといって堅苦しくしたくないという思いを込めたものですが、徳成社長自身も本当に楽しそうに収録に参加しています。その姿が社員のポジティブな気持ちにつながり、エンゲージメントを高めていくのではないかと感じています。
「Talk NARI TV」撮影の様子
私の2030年のありたい姿
「この人ならきっと助けてくれるし、こちらも助けてあげたい」。そう思ってもらえる人間でありたいです。仕事をしていると、一人では解決法が見出せない困難が発生することがあります。そんな時、さまざまな人にアドバイスを仰いだり、助けを求めたりすることで、考えてもみなかった解決策にたどりつくことができます。こうした協力関係こそ、仕事においては何よりも大切。誰かが困難に直面した時には「あの人に聞いてみようかな」と思い出してもらえて、私自身が困った時には「助けてあげたい」と思ってもらえるような存在を目指します。
オフの過ごし方
HOLIDAY
1歳の娘と一緒に遊んでいることが多いです。絵本を読んだり散歩に出かけたり、娘が大好きな掃除を一緒にしたり。その中で、できることや好きなことが増えていく娘を見ているのは本当に楽しいです。生まれた時には2か月半の育休も取得しました。どんどん成長する娘を、すぐそばで見ていられたのはかけがえのない経験でした。「奥さんと同じくらい、育児できるようになれよ」。そんなふうに送り出してくれた会社の仲間には、心から感謝しています。
※社員の所属やインタビュー内容は取材当時のものです