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浜田 怜旺
Interview
ITの最先端を捉え、
ニコンのあるべき
未来を描く。
浜田 怜旺
Reo Hamada
ITソリューション本部 IT戦略企画部 第二戦略課
2019年入社
電気情報システム工学専攻修了
現在の仕事
ニコングループのIT戦略立案、ITソリューションによる業務課題の解決
Profile
Reo Hamada
入社動機
学生時代の経験から「ものづくり×IT」が生み出す価値の大きさを実感。技術力とブランド力を持ち合わせたニコンが、さらにITまでも使いこなす将来像に可能性を感じ、入社を決意しました。
異動歴 ※名称は当時のものです
2019年4月:ITソリューション本部 IT戦略企画部 第二戦略課
One Day
10:00 出社。メールチェックとスケジュール確認。
10:30 データ分析基盤のアーキテクチャを検討し、資料化。
11:30 WEBミーティング。事業部にプレゼンテーションをして合意を得る。
12:00 昼食。製作所内の同僚たちと食堂へ。
13:00 合意を得た提案について、PoC(概念実証)を実施。
15:00 タスクの相談を兼ね、後輩と雑談。ここからアイデアが生まれることも。
16:00 WEBミーティング。ITベンダーとツール調査を行う。
19:00 退社。同僚と社宅の近くで食事してから帰宅。
ITとものづくりの融合が、
ニコンを変える。
所属している部署の役割を教えてください。
最新のIT技術をキャッチアップし、ニコンの事業や業務に取り入れていく役割を担っています。例を挙げるなら、マイクロソフト社の「HoloLens」というデバイス。現実の景色にCGなどを重ねて表示し、その中に入り込んだり、干渉したりすることもできるMR(複合現実)ヘッドセットです。これを、製造現場の研修ツールとして活用しようという取り組みが数年前から始まりました。「製造途中のモノに、ゴールである完成イメージを重ねて表示する」「両手がふさがっていてもマニュアルが閲覧できるようにする」「映像を解析してつまずきやすいポイントを可視化する」といった機能によって、技術者の育成をより早く、より確実なものにしようという試みです。もともとは「MRを使って何かできないか」という検討から始まり、いまのアイデアへと膨らんでいきました。
発端となるITのトレンドを把握しておくことが重要ですね。
そうですね。ネット、展示会、IT関連のベンダーさんなど、さまざまな経路から常に情報を収集するようにしています。また、ITを通じてニコンの将来を描く仕事ですから、ニコンの事業や製品、業務についても理解を深めておくことも大切です。学び続けなければならない苦労はありますが、ITによって社内の課題を解決し、感謝されるうれしさはその苦労を上回りますね。たとえば最近では、プログラミングの知見がなくてもアプリがつくれる外部技術を、ニコン用にアジャストするプロジェクトに関わっています。これが社内で広く活用されるようになれば、業務の効率化に大きく貢献することができる。私自身が製品やサービスをつくるわけではないのですが、間接的にそれらをサポートする面白さを味わっています。
データでニコンを
ひとつにしたい。
データ活用についてのプロジェクトにも携わったそうですね。
データ活用は世の中の大きなトレンドですが、ニコンにとっても取り組むべき変革でした。これまでも現場ごとにデータの収集や活用は行われていたものの、全社で利活用する基盤はありませんでした。データは貴重な財産です。たとえば、カメラの開発で得られたデータを、産業機器に活用する。そんな横串を通すことができれば、これまでにない可能性が生まれます。そこで、「ニコンをデータドリブンな組織にする」ことをビジョンに掲げ、データ分析サービスを社内に展開したのです。私はその一環として、データドリブンをテーマとした教育コンテンツをゼロから作成。社員向けの研修では講師を務めました。データ分析についての統一された認識と文化を、ニコンにもたらすことができたと自負しています。社内のあちこちからデータ活用についての話題が聞こえてくるたびに、うれしくなりますね。
いいアイデアに、
若手もベテランもない。
ITソリューションに取り組むうえで、ニコンはどのような環境といえますか。
私の部署には、こんなメッセージがあります。「アイデア創出に新人もベテランもありません。一緒にITを使った業務・会社・社会を考えて実現しよう!」。このメッセージが、そのまま環境をあらわしています。新人の意見であってもしっかりと耳を傾け、プロジェクトに盛り込んでいこうとする姿勢があります。また、自発的な取り組みが多いのも特徴です。私はニコン製品とITの可能性を探る有志の会に参加していますが、そこには部署も役職もさまざまなメンバーが集まり、積極的な議論と社内発信が行われています。これらの土台にあるのは、100年を超える歴史を誇りながらも、変わることを恐れないニコンの社風。これから入社する方も、「ITでニコンを変える」という強い意志さえあれば、きっと大きな手応えをつかめるはずです。
私の2030年のありたい姿
ニコンは2030年のありたい姿として「人と機械が共創する社会の中心企業」を掲げています。それにちなんで、「2030年のIT」をイメージしてみようと部署で取り組んだことがあります。その時に思い描いたのが「ITをITと認識せずに使う世界」。これまでになくITが溶け込んだ社会に向かって、ニコンは何をすべきなのか。その答えを模索するために、私は常に学び続ける姿勢を貫き、どんな変化にも柔軟に対応できる自分でありたいと思っています。そして、人と機械の間を、ITで橋渡しできる存在を目指します。
オフの過ごし方
HOLIDAY
写真映えするスポットを訪れ、撮影し、おいしいものを食べて帰るのが私の休日です。自社のカメラを購入してからは、写真をSNSにアップしたり、友達に共有したりすることが習慣になりました。目的は日本全国のスポットを巡ることですが、いまの達成率は50%くらい。休みを取りやすいニコンの制度をフル活用して、がんばります。
※社員の所属やインタビュー内容は取材当時のものです