Interview

培った知見を武器に、
ニコンの産業機器を
世界に広めたい。

Kenichiro Yashiro

産業機器事業部 営業部 営業課
2012年入社
社会科学部社会科学科卒

現在の仕事

産業機器の海外営業

Profile

Kenichiro Yashiro

入社動機

幼少期を海外で過ごした経験から、海外を舞台に活躍したいという想いがありました。ニコンは売上の約85%が海外市場で、海外に出るチャンスがあることに魅力を感じました。

異動歴 ※名称は当時のものです

2012年4月 :インストルメンツカンパニー 産業機器マーケティング部 営業課

2014年6月 :産業機器事業部 マーケティング部 営業課

2016年10月:Nikon Singapore Pte. Ltd.

2020年4月 :産業機器事業部 営業部 営業課

One Day

09:00 出社、電話、メール対応
09:30 上司と1on1ミーティング
10:00 中国の代理店とのWebミーティング
11:00 横浜にある計測室へ外出。途中で昼食
13:00 X線/CT検査装置用のサンプル評価対応
17:00 お客様とのWebミーティング
18:00 退社

多岐にわたる
知識・スキルが求められる。

入社以来、一貫して産業機器の海外営業を担当されているのですね。

はい、入社後配属された当時の産業機器マーケティング部では、韓国、中近東を担当していました。入社5年目にはシンガポールの現地法人に4年間赴任し、東南アジア各国、インド、オーストラリア地域を担当していました。帰国後から現在まで、中国・台湾地域のチームリーダーを務めています。取り扱っている製品は、主に画像測定システムやX線/CT検査装置、工業用顕微鏡などです。現在は、現地法人・代理店に対してこれら装置の営業支援を担当しています。具体的には、各国の販売戦略の立案・実行、引き合い管理、製品に関する問い合わせ対応、製品デモ対応、出荷アレンジなどです。近年は、大型システム対応のため、自ら現地に出張する直接営業も行うなど、幅広い業務に関っています。

海外営業担当には、どのようなスキルが求められるのですか。

まず、商品の輸出にかかる国際貿易の基礎知識のほか、各担当国に対する広く深い知見が不可欠です。国によって、レギュレーションも変わるため、その国の法規制や税制を把握した、適切な対応が求められます。カントリーリスクや取引先リスクを理解し、各取引先のコンプライアンスにかかる対応も重視する必要があります。さらに、海外の国の多くは、日本国内よりも契約書の内容が細分化され多岐にわたり、契約書を重視する傾向があります。そのため、海外の契約文化への理解と対応が必要です。私が長年海外営業を担当してきて感じるのは、国内営業と異なり、海外営業は適切な代理店を選択し「売る仕組み」を作るのが一番のミッションだということです。そのため、マーケティングの知識やスキルも欠かせません。

※カントリーリスク:海外投融資や貿易を行う際、対象国の政治・経済・社会環境の変化のために、個別事業相手が持つ商業リスクとは無関係に収益を損なう危険の度合いのこと。

最先端のものづくりを肌で感じ、
支えるやりがい。

海外営業のやりがいを教えてください。

これまで10カ国以上に出張し、各国の自動車、航空宇宙、半導体等の製造拠点や研究機関など、数々の現場を訪問してきました。これから世の中に出ていく最先端のものづくりを肌で感じられることに、やりがいを感じます。ニコンの製品はそのものづくりの現場を支えていますから、自ら提案・受注した測定・検査システムがお客様の製品検査を担っている光景を見ると大変誇らしいですね。加えて、海外の人とコミュニケーションを取って、グローバルな環境で働けること自体にも海外営業の魅力があります。たとえば、韓国のお客様のベトナム工場の案件を担当した際には、私はシンガポールから案件責任者としてベトナムへ渡航し、ニコンの韓国現地法人とベトナム代理店と共に案件を対応しました。バッググラウンドの異なる様々な国の人たちとビジネスを進めていくことに、仕事の面白さやダイナミズムを感じています。

シンガポール赴任で、
大型案件受注に向け奔走。

シンガポールには4年赴任していますね。

はい。赴任した際の最初の大型商談が、シンガポール政府機関向けX線/CT検査装置の案件でした。当初は競合が有利に進んでいましたが、必ず成約させたいという強い思いからローカルスタッフとお客様先へ足繁く通い、ヒアリングを実施しました。また、イギリスにある開発・製造拠点と連携して迅速なサンプルの評価を行いました。その結果、装置導入効果に納得いただきニコンが選定されました。価格と納期も大切ですが、お客様の抱えている課題を解決する提案内容が評価されたのだと思います。この案件を通して、駐在した初年度からシンガポール拠点のメンバーから信頼を得ることができました。成約した日の夜に現地の同僚と一緒に飲んだビールは格別に美味しかったです。

私の2030年のありたい姿

新しい物事に常にアンテナを張り続けられる人間になりたいと思っています。2030年は今よりも技術革新が起こり、業務のやり方、組織のあり方などがガラッと変わってきているでしょう。そのような社会の中でも変わらず活躍し続けるため、世の中の新しい出来事や新しい技術に対して興味と関心を抱き、急速な変化にも対応できるように常に自分をアップデートさせていきたいと考えています。またニコンの産業機器を広く認知してもらうため、上位レイヤーで産業機器のブランディングも推進していきたいと思っています。世界にニコンの産業機器を広める仕事をする。それも2030年のありたい姿です。

HOLIDAY

北海道で撮影したエゾシカ(社内環境フォトコンテストで優秀賞を受賞)

趣味で野生動物を撮影しています。最近は北海道・知床の自然に魅了され、クマ、シャチ、ワシなどを中心に撮影しています。アラスカではグリズリーベアを撮影したり、シンガポール駐在時は、マレーシアのジャングルでオランウータンを探す旅にも出かけました。社内の環境フォトコンテストなどもあるので、カメラ好きな方にはピッタリな会社だと思います。

Movie

動画でも見る

※社員の所属やインタビュー内容は取材当時のものです