会社案内 2024-2025

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ニコンの終わりなき挑戦を表紙画像と動画で表現

“どこまでも、光の先へ。常に前を向き、立ち止まることなく進み続ける。”ニコンの企業姿勢を映し出すこの表紙画像は、ニコングループのニコンクリエイツが運営する複合撮影施設「平和島ステージ」にて撮影し、制作したものです。そこに込めた想い、尽きることのない挑戦を表現するため、表紙画像の撮影と同時に、本施設に結集する最先端映像テクノロジーを駆使した動画を撮影。ニコンクリエイツのショーリールとしてもお愉しみいただける映像作品に仕上げました。ぜひ下記よりご覧いただき、新しい映像表現をご体験ください。(52秒)

会社案内コンセプトムービー by Nikon Creates Corporation

光と影、静寂と躍動。ゆるやかに、目まぐるしく、移り変わっていく視界。
それらの多彩な表現を、クリエイターの感性と最先端映像テクノロジーの融合によって進化させています。
きっと、映像表現の新しい可能性を感じとっていただけるはず。

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BEHIND

独創的な世界観で描かれた「会社案内コンセプトムービー by Nikon Creates Corporation」。
その印象的なシーンの裏側には、多彩な発想と革新的な技術が散りばめられています。
ここでは制作の背景に光を当て、どのようにこの表現を創り上げたかを紐解いていきます。
現段階における映像表現の最先端に触れてください。

TECHNOLOGY-01 ボリュメトリックビデオ 1 TECHNOLOGY-01 ボリュメトリックビデオ 2

TECHNOLOGY-01 ボリュメトリックビデオ

高々と跳躍し、空中に浮かぶ女性。光があふれる開かれた空間での浮遊感ある演出には、ボリュメトリックビデオ撮影システムを活用しています。
ニコンクリエイツのボリュメトリックビデオは、被写体の周囲360度、100台以上のカメラで撮影/合成することで空間全体を3D動画データ化、高品質データを生成することが出来る特徴があり、多種多様な作品への活用が可能。人物の表情や衣服の動きまでリアルに再現でき、撮影後にアングルやサイズを自由に設定することも可能です。
また、VR(仮想現実)に加え、現実と仮想をクロスさせるAR(拡張現実)や MR(複合現実)にも対応。XR(クロスリアリティ)の分野でも高い可能性を期待されています。
通常のカメラでは⼊り込めない位置からのアングル、⾼速でのカメラ移動。ボリュメトリック撮影でなければできないダイナミックな表現を、映像のピークとなるシーンに使⽤しました。映像上の演出とも重なりつつ、今後の映像表現を切り拓いていく技術だと言えます。

TECHNOLOGY-02 バーチャルプロダクション 1 TECHNOLOGY-02 バーチャルプロダクション 2

TECHNOLOGY-02 バーチャルプロダクション

光と影が織りなす、白い壁に覆われた無限の空間を駆け抜ける女性。あたかもこの空間を実際に駆け抜けていくような演出は、バーチャルプロダクションで表現しています。
大型LEDディスプレイに3D背景映像を表示し、カメラの位置や画角に合わせてリアルタイムに変化させることができる“インカメラVFX”で撮影。アクティブに動く⼈物、髪の⽑とCG背景がきれいに馴染み、通常のグリーンバックでは難しい合成を実現しました。演者やスタッフにとっても、実際の背景を⾒ながら撮影することができ、完成イメージをブレずに共有しながら進められる現場となりました。
このバーチャルプロダクションによる撮影はロケ地の天候、時間に左右されず、大きな美術セットを建て込む必要もなく、コスト削減と共にSDGsへの貢献も期待できます。3D背景には、自由な映像を表示可能。単なるロケーション撮影の替わりではなく、映像クリエイターの自由な発想による新しい創作の場としても活躍します。

TECHNOLOGY-03 モーションコントロールシステム 「BOLT」 1 TECHNOLOGY-03 モーションコントロールシステム 「BOLT」 2

TECHNOLOGY-03 モーションコントロールシステム
「BOLT」

光と影のストライプが連なる空間。その中に佇み、辺りを見渡す女性の姿を、大きく回りこみながら描写。この動きを実現するのは、 MRMC(Mark Roberts Motion Control、ニコングループ) による高性能ロボットアーム「BOLT」です。
ズーム・フォーカス・絞りを高速制御しながら、人間には真似のできないカメラワークを実現。本動画のBOLT使⽤カットでは、通常の撮影では難易度の⾼い、上下と左右の軸を絡めた複雑な動きを表現しています。⼀度カメラの動きを決定すると、寸分の狂いもなく何百回でも正確な軌道とスピードで繰り返し撮影を⾏えるため、ヒューマンエラーでのタイムロスが無く、複数パターンの撮影も短時間で⾏うことができました。
このBOLTはバーチャルプロダクションと組み合わせて使うことができます。今回の撮影でも、BOLTによるカメラの動きとLEDに映し出されるCG映像を同期させるインカメラVFXの手法で、リアルタイムに背景を変化させながら、空間の中に女性が佇んでいる様子を撮影しました。

このように、ニコンクリエイツでは同じ施設内でさまざまな最先端システムを同時に使えるため、
その組み合わせから映像表現の可能性をさらに広げていくことができます。