周辺技術
お客様の欲しいモノやコトをお客様にとって最適な方法で実現するためには、適切なものづくりを支える技術が必要です。ニコンで扱う製品は特注品から量産品など様々な生産数に応じた生産方式を適用します。生産プロセスでは、効率よく生産ができるような材料合成・加工・組立・調整・計測など様々な技術・設備が必要となります。また、民生用と産業用では、使用環境や求められる耐久性、安全性、コストが異なり、これらに対応できる検査技術や品質管理が重要となります。
インダストリアルエンジニアリング
生産工程を4M1I(Man,Machine,Material,Method,Infomation)の観点で最適化することで生産性の向上を図ることができます。科学的手法を用いて工程や作業方法を分析し、価値とムダを定量化して問題を明確化し、より良い方法を模索します。ニコンでは、各製品に適した生産方式を採用しており、それぞれの工程において分析を行い、生産性の改善サイクルを回しています。
光学系調整
光学部品をそのまま組み立てるだけでは高い光学性能を発揮することは難しく、ニコン独自の計測技術を用いて、高精度、高品質な組立調整をすることにより、ニコンの各種製品において必要とされる光学性能を実現しています。製品性能の実現に加え、調整を踏まえた生産性の観点で組み立てやすい工程設計、これに基づく生産工程、作業が実現できるようにします。これによりQCDを満たす製品を作り出すことができます。
外観検査
生産工程において外観検査により品質を担保し、お客様に高品質の製品を提供することができます。特に光学部品の外観は製品の性能に影響するため、取り扱いは繊細で、ニコンでは高い外観品質基準が設定されます。生産工程の中でも必要な検査を行い、外観検査結果に応じて生産工程へフィードバックし、工程の改善にもつなげます。
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