CVC活動

CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)活動の全体像

ベンチャー企業に投資するためのプライベート・エクイティ投資ファンドを、2016年7月にSBIインベストメント株式会社と共同で設立、また2号ファンドを2023年11月に設立。2024年8月6日には、Geodesic Capital(米国カリフォルニア州)と共同で、NFocus Fund(エヌフォーカスファンド)を設立しました。

対象領域をニコンの既存事業だけでなく新規分野にまで拡大して、日本および北米を中心に、欧州、アジア地域など、広い視野でニコンと共に将来のストーリーを描ける可能性のあるベンチャー企業を探索し、投資やスタートアップとの連携などにより、新規事業創出の活動を進めています。

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CVC活動の全体像

投資領域

投資領域においては、中期経営計画において定めた、2030年に向けた価値提供領域はもちろん、より長期視点で「宇宙」「カーボンニュートラル」「エネルギー」「ロボティクス」「バイオ/ヘルスケア」の5領域に注目して情報収集、出資、協業、などさまざまな活動を行っております。

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投資領域

活動内容

SBIインベストメントとコーポレートベンチャーキャピタルファンド2号を共同設立

ニコンは、SBIホールディングス株式会社の100%子会社であるSBIインベストメント株式会社と共同で、ニコンの中期経営計画の先を見据えた新たな分野として航空宇宙、エネルギー、カーボンニュートラルなどの最新技術・サービスを投資対象とするコーポレートベンチャーキャピタルファンド「Nikon-SBI Innovation Fund II」を設立しました。ファンド規模は50億円、運用期間は7年間(2030年まで)を予定しています。
ニコンは、ベンチャー企業との協業の模索、社員出向を通した人材育成を積極的におこなっています。ベンチャー企業が有する最先端技術やビジネスモデルなどを取り入れるとともに、新規事業創出と育成の推進、事業シナジーの実現を目指していきます。

出資状況(2016年7月~2024年9月末時点)

  • 国内外スタートアップへの出資(新規投資:21社、追加出資:8件、検討中:数社)
  • 海外ディールを幅広く探索・アクセラレートしている500 Startups Japanや、Deep Tech探索にも特徴をもつCoral Capitalに出資
  • 受入部門が主体となり、投資先との事業シナジーを検討しながら次期ラウンドの追加出資や事業発展を検討中

ポートフォリオ

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投資領域のテーマ

NFocus FundをGeodesic Capitalと共同設立

ニコンは、Geodesic Capital(米国カリフォルニア州)と共同で、プライベート・エクイティ投資ファンドであるNFocus Fund(エヌフォーカスファンド)を2024年8月6日に設立しました。ニコンは本ファンドの設立にあたり、アンカーリミテッドパートナーとして出資をおこなっています。
ニコンは、中期経営計画(2022~2025年度)で2030年のありたい姿として、「人と機械が共創する社会の中心企業」を目指しています。ありたい姿の実現およびさらなる成長を見据え、N FocusFundを通して初期から中期段階のスタートアップ企業に投資し、複数の戦略分野におけるニコンの技術革新につなげます。