技術表彰

外部機関から評価・表彰を受けたニコンの技術を紹介します。

日本セラミックス協会 セラミックス貢献賞を受賞

2023年10月12日

光ガラス生産本部第一製造部齊藤喜悦が、公益社団法人日本セラミックス協会から、2023年度セラミックス貢献賞(技能部門)を受賞しました。セラミックス貢献賞は、セラミックスに関連する業務に従事し、当該分野の進歩発展に優れた功績のあった方に贈られるものです。表彰式では、同協会の会長から賞状とメダルが授与されました。

日本分析化学会 有功賞を受賞

2023年9月14日

先進技術開発本部の材料・要素技術研究所小住孝宏が、2022年度日本分析化学会の有功賞を受賞しました。有功賞は、多年にわたり分析の実務に従事し、または分析に欠かせない機械や器具、試薬などの製造等の実務に従事して功労のあった方に贈られるものです。

今回の受賞は、イオンクロマトグラフィーなどを用いた無機ガスの分析を行い、レンズの環境評価や曇りメカニズムを解明した点や種々の分析手法についてさまざまなアプリケーションを開発し、製品の品質向上に貢献した点などが評価されました。

支援先のベンチャーが大学発ベンチャー表彰2023で「文部科学大臣賞」を受賞

2023年8月24日

株式会社ニコン・セル・イノベーション(NCLi)が業務提携している株式会社セルージョンが、大学発ベンチャー表彰2023で「文部科学大臣賞」を受賞しました。
大学発ベンチャー表彰は、今年で9年目を迎えました。大学などで得られた成果を活用して起業したベンチャー企業のうち、今後の活躍が期待される優れた企業を表彰するとともに、特にその成長に寄与した大学や企業を表彰します。
審査では、iPS細胞由来の角膜内皮代替細胞を用いた水疱性角膜症の新たな治療法の確立に向けて開発推進体制が構築され、臨床研究を着実に進めている点や、従来法の課題を克服する可能性を秘めた製品・技術である点、世界の角膜移植待機患者の希望となることが期待される点が高く評価されました。

レーザー学会第43回年次大会で優秀論文発表賞を受賞

2023年5月31日

2023年5月31日に一般社団法人レーザー学会が主催する年次大会論文発表賞授賞式が開催され、光学本部要素開発部照井勇輝が優秀論文発表賞を受賞しました。
優秀論文発表賞は年次大会で発表された、優れたレーザー技術に関する論文に贈られる賞です。本受賞では、「イメージローテータを利用した同時多色ISMの提案実証」と題し、「Image Scanning Microscopy(ISM)」と呼ばれる顕微手法において単一のセンサで取得した2波長の情報を画像処理で分離する技術が、評価されました。

派生開発カンファレンス2023でベストプレゼンテーション賞

2023年5月26日

2023年5月26日に行われた、派生開発推進協議会が主催する「派生開発※1カンファレンス」にて、映像事業部ソフトウェア開発部石川琢海がプレゼンテーションを行い、最も優れた発表に贈られる「ベストプレゼンテーション賞」を受賞しました。
「組み込み機器の派生開発におけるフィーチャーモデルとXDDP※2を組み合わせた開発効率化の試み」と題し、デジタル一眼カメラのファームウェアの開発効率化を目指して、様々なツールやパラダイムを組み合わせて開発スタイルを変化させた成果を発表しました。

  1. *1派生開発:すでにある製品の一部を改造・改善して、新しい製品を開発すること
  2. *2XDDP(eXtreme Derivative Development Process):従来の新規開発プロセスではなく、前身機種をベースに、その「差分」にのみ着目し、無駄を省き合理性を追求した開発手法

「精密測定技術振興財団品質工学賞 論文賞金賞」と、「品質工学会 ASI賞」を受賞

2022年6月24日

光ガラス第一製造部佐藤幸太は、2021年に品質工学会誌で論文「プロセス機能展開表を活用した光学ガラスの溶解技術開発」を発表し、本論文が2022年の「精密測定技術振興財団品質工学賞論文賞」の金賞と「品質工学会ASI賞」に選定されました。論文では、新規光学ガラス開発やプロセス開発において、小規模な実験の結果を大規模な量産で再現するために品質工学をどのように駆使したかを説明しています。

「精密測定技術振興財団品質工学賞論文賞」の金賞は、品質工学会誌に掲載された論文のうち、同財団の論文賞表彰審査委員会が最も優れた論文に贈るものです。今回は2020年と2021年に掲載された全20編の論文の中から選ばれました。「品質工学会ASI賞」は、品質工学会誌に掲載された論文や実施報告などの報文のうち、米国のASI社(American Supplier Institute Inc.)が広く世界に紹介したいと考える報文に贈るもので、今回は2021年に掲載されたものの中から選定されました。