ニコングループ サステナビリティ フォトコンテスト 2024 入賞作品決定
グループ社員から作品を募集
2025年1月17日
ニコングループでは、サステナビリティに対する社員の意識向上と、社内外のサステナビリティに関する活動に対して社員一人ひとりが積極的に取り組んでいくことめざし、2023年度から「ニコングループ サステナビリティ フォトコンテスト」を開催しています。
2024年度のコンテストでは「意識の先に、サステナビリティが見えてくる」をキャッチフレーズに、2024年6月から9月末までニコングループ社員を対象に作品を募集し、118点の作品が集まりました。
審査は、冒険家、写真家として多くの国・地域を訪れる経験を持つ、サステナビリティや環境経営を専門とする大学教授、九里徳泰氏が担当し、次の各賞を決定しました。
最優秀賞
- 作品名 Strangers Like Me
- 受賞者 Julian Harvie
- 所属会社 Nikon UK, Branch of Nikon Europe BV(イギリス)
受賞理由
Julian Harvieさんの家族がアフリカゾウの家族を眺める姿をモノクロで撮影した作品です。アフリカゾウは絶滅の危機にあり、彼らの知能や家族愛を通じて、Harvieさんの家族も家族の絆を強く感じたと考えられます。後ろ姿の撮影で表情を想像させ、望遠レンズで家族の距離感を縮めています。SDGsゴール15「陸の豊かさも守ろう」に合致し、家族の大切さも再認識させる最優秀賞にふさわしい作品として評価されました。
優秀賞
- 作品名 砂浜の多様性
- 受賞者 古田 明子
- 所属会社 株式会社ニコン(日本)
受賞理由
この作品は砂浜に残るカニや鳥の足跡、人の靴跡、車の轍を撮影し、自然と人間の関係を示しています。鳥やカニの動きを連想させつつ、人間の活動が自然に与える影響を意識させ、SDGsゴール14「海の豊かさを守ろう」を表現しています。シンプルなモノトーンの色調が観る人の想像力を刺激し、自然環境を維持しながら利用する意識の重要性を訴える優れた作品です。
優秀賞
- 作品名 Let the sun shines for them
- 受賞者 Arun Kumar Bose
- 所属会社 Nikon India Private Limited(インド)
受賞理由
インドの険しい山間部で茶を運ぶ女性たちを撮影した作品です。彼女たちは厳しい環境で働いています。背景の山々や雲を背景に写しこむことで、彼女たちの置かれた環境を巧みに表現しています。タイトル「Let the sun shines for them」は、女性たちへの社会的支援の必要性を示しています。SDGsゴール1の「貧困をなくそう」、ゴール5の「ジェンダー平等を実現しよう」を表現しています。
審査員特別賞
- 作品名 点字ブロックと新宿の街並み
- 受賞者 髙橋 進
- 所属会社 株式会社ニコン(日本)
受賞理由
この作品は、視覚障がい者誘導用ブロックをローアングルで撮影し、スローシャッターで踏みつける足の動きを視覚化しています。これにより、普段見逃しがちな物の重要性を強調し、安心で快適な街づくりの必要性を訴えています。この作品は、SDGsのゴール11「住み続けられるまちづくりを」も表現しており、写真の力を感じさせます。