国立沼津高専学生有志によるニコン社長インタビュー
国立高専ニコン奨学金2期生がメンバー
2024年10月4日
2024年度、株式会社ニコンは国立高等専門学校生(高専生)を対象とした「ニコン奨学金」の2期生40名を選出しました。選出された2期生のひとり、国立沼津工業高等専門学校(沼津高専)の田村 愛琉さんが、同級生とともに、ニコン社長の德成 旨亮のインタビューのため、2024年9月13日、品川にあるニコンの本社/イノベーションセンターを訪問しました。
沼津高専の3人は制御情報工学科2年生で、「学生企業インタビュー」という活動を行っています。この活動は、沼津高専の学生有志による企画。様々な企業のトップにインタビューし、ビジネス現場の生の声をインターネット(note)で発信することで、高専生が将来を考えるきっかけとなること、ひいては、起業や社会での活躍を考えている学生にとって「学びの場」となるような媒体を目指しています。
田村さんが、先月、本社/イノベーションセンター開催の奨学金証書授与式・交流会に参加したことをきっかけにニコンへ社長インタビューを申し込み、今回のインタビューが実現しました。
当日、本社/イノベーションセンターを訪れたのは、田村さんのほか、一緒にこの活動に取り組む、沼津高専の片山 謙信さんと、門 柊太さん。3人はまず、本社/イノベーションセンターにあるショールームを見学し、社長インタビュー前にニコンについて取材しました。
ショールーム取材後、短時間での本社/イノベーションセンター見学を経て、3人は社長インタビューに臨みました。短期間で沼津高専のある静岡県下の企業のトップにインタビューを重ねてきただけあって、その後、落ち着いてインタビューを進めていきました。質問のなかにはハッとさせられる内容もありましたが、インタビュイーの社長は丁寧に回答し、そのたび、3人が熱心にメモをとっていました。
後日、記事を執筆した田村さんから次のコメントが届きました。
今回の取材を通じ、德成社長のCFO視点での経営を目の当たりにしました。
中長期的な視野で堅実な判断をされており、私自身もエンジニアの視点に留まらず、世の中のニーズやトレンドに応えた戦略を立てられるリーダーを目指したいと強く感じました。
目標を持ち、それに向かって行動を続けることで、社会に貢献できる価値あるものを創り上げていきたいと思います。
このような素敵な機会をいただいたこと、心から感謝いたします。
3人が取材・制作した記事は、学生企業インタビュー(note)にアップされています。ぜひ、ご一読ください。
国立高専ニコン奨学金2期生の証書授与式・交流会を開催
株式会社ニコンは、2024年8月7日、独立行政法人国立高等専門学校機構(国立高専機構)におけるニコン奨学金の2期生の奨学生証書授与式と交流会を開催しました。
この奨学金は、ものづくり現場で活躍する人材の育成を後押しするために2022年度に設立、2023年度からニコンが国立高専機構への寄付により奨学金を開始しています。2023年度に1期生40名、そして今年6月に2期生40名を選考し、現在、国立高専には80名のニコンの奨学生が在籍しています。
この8月開催の授与式には、今年度選考された2期生40名の内21名が参加しました(内3名はオンラインで参加しました)。また、1期生8名も応援に駆けつけました。