リスクマネジメントの強化

マテリアリティ12

ありたい姿

重要リスクに対する対策が適切に講じられている

戦略

環境変化と経営戦略に即した全社的リスクマネジメント体制の確立

重要と考える理由

リスクを的確に把握して、その影響を最小化するため事前に対策を講じるリスクマネジメントは、地政学リスクの増大、デジタル変革、気候変動など、企業を取り巻くリスクが多様化する中で、その重要性が高まっています。
また、首都直下地震や南海トラフ巨大地震のような大規模災害、国際紛争や戦争、感染症・伝染病のパンデミックなどに備えて、必要な準備や手配をしておくことが、被害の最小化やリスクの軽減につながります。
中長期的な視点で、変化するさまざまなリスクを把握し、経済・環境・社会といった分野で生じる影響を踏まえて、対策を講ずることは、企業の持続的な成長へとつながります。

コミットメント

企業を取り巻くリスクは、経営環境の変化や急速なテクノロジーの進化、グローバルでの社会・経済などの変化により、多様化、複雑化しています。こうしたリスクに適切に対応できなければ、顧客や株主などのステークホルダーの信頼を失い、企業の存続に関わるダメージを受けることにもなりかねません。実効性のあるリスクマネジメント体制の整備は、今後ますます重要になっています。
ニコングループでは、事業部門を主とする第1線、管理部門を主とする第2線、内部監査部門を主とする第3線といったリスク管理における3つのディフェンスラインを強化するために人材や体制整備を進めます。また、経営環境や事業構造の変化を踏まえつつ、グローバルでのリスク対応力の強化を図るため、グループガバナンスの強化、グローバルコンプライアンス体制を整備していきます。

リスクマネジメント

ニコングループでは、ニコンおよびグループ会社の持続的発展を目的に、企業経営に重大な影響を及ぼすあらゆるリスクに対し、適切な対応を図るためのリスクマネジメントを実施しています。

情報資産とサイバーセキュリティのリスクマネジメント

ニコングループでは、保有する情報資産の管理およびセキュリティに関して「ニコングループ情報セキュリティ基本方針」を定め実践しています。本方針に基づき「ニコングループ情報管理規程」などの社内規程を定め、国・地域の状況に応じて、情報資産を適切に保護し業務遂行の適正化および効率化を図っています。これらの規程類は、従業員がいつでも確認できるよう社内ポータルサイトに掲載されています。

指標と目標

指標と目標(達成年度) 2023年度計画 2023年度実績 2024年度計画
リスクアセスメントに基づく重要リスクの特定と施策実施の進捗度:100%(毎年度)
  1. 1.輸出管理体制の最適化支援
  2. 2.BCMの見直し
  1. 1.一部グループ会社において現地法令遵守に加え、外為法関連対応を行うなど輸出管理体制を構築
  2. 2.BCMとして事業部ごとに中核事業、目標復旧時間、重要業務などの前提条件を確定。基幹システムの洗い出し実施
  1. 1.グループ会社における輸出管理体制の最適化支援
  2. 2.大規模災害BCP および国際紛争有事BCMの実効性向上施策の実行(周知・訓練、継続的アップデート)
適用を受ける各国個人情報保護法令への対応継続 適用を受ける各国個人情報保護法令に必要な対応を進めた サイバーセキュリティの体制強化、製品のサイバーセキュリティ対策を求める各国法令への対応実施

サステナビリティ報告書

詳しくはサステナビリティ報告書の「リスクマネジメントの強化」をご覧ください。

リスクマネジメント

  • 基本的な考え方
  • 戦略
  • ガバナンス
  • リスク管理
  • 指標と目標
  • 主な取り組み

情報資産とサイバーセキュリティのリスクマネジメント

  • 基本的な考え方
  • 戦略
  • ガバナンス
  • リスク管理
  • 指標と目標
  • 主な取り組み