資源循環の推進
マテリアリティ4
関連するSDGs
ありたい姿
おける資源消費の最小化と
資源循環利用の最大化
戦略
廃棄物等の削減
製品・容器包装の3R
気候変動や資源枯渇をはじめとした深刻化する環境問題への解決手段として、既存の資源を最大限活用し、持続可能な社会の実現を促進するような循環型の新しい経済システムモデル「サーキュラーエコノミー」が今後不可欠です。世界がサーキュラーエコノミーに向かう中、社会の一員である企業には廃棄物の発生そのものをできるだけ防ぎ、環境影響をできるだけ減らすような製品ライフサイクルを考えることが求められていると認識しています。
ニコングループはニコン環境活動方針の中に、資源の効率的利用、製品の環境配慮、そして製品のライフサイクルにわたる環境配慮を掲げ、製品の開発、設計段階において製品・容器包装の3R(リデュース・リユース・リサイクル)に取り組んでいます。
廃棄物等の管理・削減
人間活動に起因する地球規模の問題、気候変動や生物多様性の損失、環境汚染などを解決する手段として、製品や素材、資源の価値を可能な限り長く保全・維持し、廃棄物の発生を最小限化することで、資源利用に伴う環境負荷を低減する経済システム「サーキュラーエコノミー」への移行が必要とされています。企業には廃棄物を減らし、資源の再使用、再利用を行い、環境影響をできるだけ減らすことが求められていると認識しています。
ニコングループはニコン環境活動方針の中に、資源の効率的利用と製品のライフサイクルにわたる環境配慮を掲げ、製品の製造工程や事業所からの廃棄物削減に取り組んでいます。
水資源の保護
ニコングループの主力製品である光学レンズやその材料となる石英ガラスの生産工程では、大量の水資源を必要とします。例えば、光学レンズの研磨工程では、適切な研磨材濃度を保つため随時水を補給しなければなりません。また、石英ガラス製造においては、排気に含まれる酸成分を排ガス洗浄装置にて除去するときに水が必要となります。このように、水はニコングループの事業運営に欠かせない資源であるとともに、排水などを通じて地球環境に影響を与えています。したがって、水資源の保全に取り組むことは事業の継続のために不可欠です。ニコングループは2050年度を見据えたニコン環境長期ビジョンを策定していますが、その3つの柱のうち「資源循環型社会の実現」は水を含む資源に関するビジョンであり、「健康で安全な社会の実現」は水の安全性に関するビジョンに該当します。これらを実現するために、ニコン環境活動方針の中で、水資源などの資源の有効活用、法令の遵守、法令を上回る自主基準値の設定と遵守、汚染の予防を定めています。また取り組みの着実な推進と水準向上のため、従業員に対する環境教育の一環として水に関する取り組みや関連法令などについて研修を行っています。
指標と目標
指標と目標(達成年度) | 2023年度計画 | 2023年度実績 | 2024年度計画 |
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製品へのリサイクル材使用率:5%以上(2030年度) | ※事業部・本部ごとに目標を設定 | 映像製品の一部にリサイクル材採用など | ※事業部・本部ごとに目標を設定 |
廃棄物総排出量削減率(2018年度比):10%以上(2030年度) | 3%以上 | 20% | 4%以上 |
淡水消費量削減率(2018年度比):5%(2030年度) | 2%以上 | 3.4% | 2% |
サステナビリティ報告書
詳しくはサステナビリティ報告書の「資源循環の推進」をご覧ください。
製品・容器包装の3R
- 基本的な考え方
- 戦略
- ガバナンス
- リスク管理
- 指標と目標
- 主な取り組み
廃棄物等の管理・削減
- 基本的な考え方
- 戦略
- ガバナンス
- リスク管理
- 指標と目標
- 主な取り組み
水資源の保護
- 基本的な考え方
- 戦略
- ガバナンス
- リスク管理
- 指標と目標
- 主な取り組み