脱炭素化の推進
マテリアリティ3
関連するSDGs
ありたい姿
2050年度までにバリューチェーン
全体のネットゼロを実現
全体のネットゼロを実現
戦略
Scope1、2、3の削減と
再生可能エネルギーの導入加速
再生可能エネルギーの導入加速
基本的な考え方
顕在化する気候変動の影響と脱炭素化に向かう社会動向を踏まえ、ニコングループはニコン環境活動方針の中で、製品のライフサイクルにわたる環境への配慮について定め、ニコン環境長期ビジョンのひとつの柱として脱炭素社会の実現を設定しています。2024年1月に、SBTイニシアチブ*が定める要件に沿って2050年度までにバリューチェーン全体で温室効果ガス排出量実質ゼロをめざすネットゼロ目標の認定を取得しました。併せて、従来から認定されていた2030年度をターゲットとした温室効果ガス削減目標(短期目標)の再認定を受けました。また、同時に従来2050年度までの達成をめざしていた再生可能エネルギー導入率については、達成年を20年前倒し、2030年度までに100%をめざすこととしました。
2022~2025年度の中期経営計画において、Scope1およびScope2における温室効果ガス排出量を2013年度比で46.5%削減し、再生可能エネルギー導入率30%をめざす目標を設定し、取り組んできました。これらについては、それぞれ2023年度、2022年度に早期達成いたしました。引き続き、2030年度目標の達成に向けて取り組みます。
- *Science Based Targets(SBT)イニシアチブ:気候変動など環境分野に取り組む国際NGOのCDP、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)による国際的な共同イニシアチブ。パリ協定がめざす「世界の平均気温の上昇を、産業革命前と比べて2℃未満に抑える」という目標に向け、科学的根拠に基づく削減のシナリオと整合した企業のCO₂排出削減目標を認定している。
ニコングループのSBT
- ネットゼロ目標
2050年度までにバリューチェーン全体で温室効果ガス排出量実質ゼロ*を達成 - 短期目標
2030年度までに2022年度を基準年としてスコープ 1および2の温室効果ガス排出量を57%削減
2030年度までに2022年度を基準年としてスコープ3の温室効果ガス排出量を25%削減
- *バリューチェーン全体における温室効果ガス排出量(スコープ1、2、3)を90%削減し、残余排出量はSBTイニシアチブが定める基準に従って中和すること。
指標と目標
指標と目標(達成年度) | 2023年度計画 | 2023年度実績 | 2024年度計画 |
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Scope1, 2削減率(2022年度比):57%(2030年度) | 2013年度比*:36.5% | 2013年度比*:66.9% | 2022年度比:50% |
Scope3削減率(2022年度比):25%(2030年度) |
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再生可能エネルギー導入率:100%(2030年度) | 25% | 69.3% | 69%以上 |
- *2024年3月に実施した目標見直し前の基準年度。
サステナビリティ報告書
詳しくはサステナビリティ報告書の「脱炭素化の推進」をご覧ください。
脱炭素化への取り組み
- 基本的な考え方
- 戦略
- ガバナンス
- リスク管理
- 指標と目標
- 主な取り組み