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樋口 美優
Interview
プロモーションを通して
ニコンの優れた製品を
世界に向けてアピールしたい
樋口 美優
Miyu Higuchi
産業機器事業部マーケティング部 マーケティング課
2019年入社
グローバルコミュニケーション学部 グローバルコミュニケーション学科卒
現在の仕事
産業機器製品(測定・検査システム)全般のプロモーション
Profile
Miyu Higuchi
入社動機
父親が日系メーカーに勤務しており、日本の製品を海外にアピールする仕事に小さいころから憧れを持っていました。グローバルで活躍されている先輩社員の方々の話を聞いて、自分も幼少期を海外で過ごした経験や、語学力を活かすチャンスがあると感じました。
異動歴 ※名称は当時のものです
2019年4月:産業機器事業部 マーケティング部 マーケティング課
One Day
9:30:出社、メールチェック
10:00:新製品の企画説明資料作成
12:00:昼食
13:00:営業とカタログ内容検討の打合せ
15:00:デザイン業者に新製品のカタログ制作を依頼
16:00:産業機器事業部のウェブサイトの原稿をチェック
17:00:欧州担当と新製品の企画について打合せ
18:30:退社
入社の決め手は
ブランド力と企業風土。
ニコンへの入社を決意したいちばんの理由を教えてください。
小学6年生から中学3年まで、父の仕事の関係でアメリカのジョージア州で過ごしました。 父は建設機械メーカーに勤務しており、日本の優れた製品を海外に届けるその仕事に、私も小さい頃から憧れを抱いていました。だから就職活動では、世界で通用するブランド力を持つ企業を中心に訪問しました。ニコンは光学機器で世界に知られており、海外売上比率が80%※というグローバル企業です。海外生活で身に着けた語学力を活かせるという点でも、私にとって理想的な会社でした。また、会社訪問時に感じた企業風土も入社を決意した大きな理由です。チャレンジングな事業を展開しているのに、ガツガツした空気はなく、社員の方々がしっかり地に足をつけてそれぞれのテーマに向き合っていました。ここでなら自分のペースで力を発揮できる。そう感じたことが決め手になりました。
※2023年3月期
優れた製品を世界にアピールするという目的は果たせていますか?
はい、私が所属するマーケティング部マーケティング課では、X線/CT検査装置やレーザーレーダ、画像測定システムに代表される測定・検査システムの製品企画を担当しています。その中で私は産業機器製品全般のプロモーションを任されています。具体的には、新製品を発売する際のプレスリリースやカタログの作成、ウェブサイトやSNSの運用、ウェビナーの企画などですね。また、産業機器事業部は、欧米中韓シンガポール等、海外に多くの拠点を持っており、共通のメッセージをグローバルに発信するために、Global Marketingというチームで各地域のプロモーションの取りまとめも行っています。当然、コミュニケーションはすべて英語。優れた製品を世界にアピールするという点でも、語学力を活かせるという点でも、描いていた働き方ができていると感じます。
グローバルかつBtoBならではの
プロモーション。
グローバルプロモーションの面白さ、難しさとはどんなものでしょう。
いちばんの魅力は色々な部門の方々と関わりが持てることですね。お客様にとって分かりやく興味を持ってもらえるプロモーションを実現するには、製品を企画する責任者や開発者、お客様に一番近い各地域の営業部門と協議しながら企画を立案し、ITや広報などの管理部門と連携して形にしていかなければなりません。時には直接お客様にヒアリングを行ったり、外部のデザイン業者と連携して進めたりすることもあります。関わる人が多い分、多くの意見をまとめることは大変ですが、製品の発表・発売を見届ける度にまた頑張ろうと思えます。
一方、グローバルなBtoB製品ゆえの苦労もあります。カメラのような一般向け製品であればアピールすべきポイントはほぼ世界共通ですが、産業機器製品は、業界・お客様によって装置の使用用途が多岐にわたり、地域ごとで注力しているアプリケーションやここを訴求したいという希望が微妙に違います。といって、地域ごとに勝手にプロモーションを行うと、ブランドとしての統一イメージが崩れてしまいます。ブランドイメージを統一しつつ、各地域の意見も最大限に反映する。それがいちばん頭を悩ませるところです。
ていねいなコミュニケーションで
統一ウェブサイトを立ち上げ。
これまででもっとも印象に残っているのはどんな案件ですか?
入社3年目に産業機器事業部のウェブサイトの立ち上げを任されたことです。それまで産業機器事業部では、海外拠点がそれぞれバラバラにウェブサイトを運用していましたが、統一メッセージをグローバルに発信するという方針の一環で、言語切り替えが可能なグローバルウェブサイトを立ち上げることとなり、全体の取りまとめを担当しました。 このウェブサイトの内容を検討するにあたっても、各拠点の意見は非常に重要でしたが、当初はなかなか協力を得ることもできませんでした。メールで質問をしてもなしのつぶて。従来のウェブサイトでいいじゃないか、統合することで地域の意見を反映してもらえなくなるのではないか、という思いや不安があったのでしょう。そこで統一サイトの重要性や意義、各地域の役割と責任を詳しく説明し、ていねいなコミュニケーションを取り続けることで信頼関係が生まれ、積極的にプロジェクトに参加いただけるようになりました。もちろん、拠点ごとの希望を取りまとめるのは大変でしたが、大きなフレームはグローバルで統一し、細かい部分ではローカライズを可能にすることで、全拠点の合意を得ることができました。また、自分自身はウェブデザイン・ITの専門知識が全く無い中で不安もありましたが、周囲の方たちに教えていただき何とか立ち上げることができました。
私の2030年のありたい姿
日本と海外の架け橋のような存在となり、「この件なら樋口さん」といったように安心して仕事を任せられるようになりたい。そして、一人でも多くの人に製品を知ってもらえるよう、より新しく最善な方法を模索し続けたいです。そのためには自分自身の知識やスキルを高めることが不可欠。外部のセミナーなどにも積極的に参加し、総合力を高めていきたいと考えています。
オフの過ごし方
Off Shot!
同じ借り上げマンションに住む同期や先輩に誘われてゴルフを始めました。コースデビューしてすぐのころは18H回るのがやっとでした。悔しくて練習し、練習の成果を確かめたくてコースに出る、の繰り返しで気がつくとすっかりゴルフにはまってしまいました。スコアはまだまだですが、色々なゴルフ場へ行くのが休日の楽しみになっています。
※社員の所属やインタビュー内容は取材当時のものです