金属アディティブマニュファクチャリング分野において、AP&CおよびWaterloo大学と共同研究協定を締結
2025年4月4日PRESS RELEASE/報道資料
株式会社ニコンは、カナダのAdvanced Powders & Coatings, Inc.(以下、AP&C)およびWaterloo大学との間で共同研究協定を締結しました。本協定は、付加価値の高い航空宇宙部品に対して、金属アディティブマニュファクチャリングを活用し、革新的な補修技術の開発を共同で行うことを目的としています。この共同研究では、ニコンのDED(Direct Energy Deposition)方式による金属アディティブマニュファクチャリング装置「Lasermeister LM300A」と3Dスキャナー「Lasermeister SB100」※、AP&Cが提供する金属粉体Ti-AlおよびTi64が利用されます。
今回の共同研究に伴い、Waterloo大学のMulti-Scale Additive Manufacturing Lab(MSAM)にLM300AおよびSB100のシステム一式がカナダ国内では初めて導入されます。
AP&Cの高品質なチタン粉体は、軽量かつ耐久性に優れた材料であり、航空宇宙部品の寿命延長や運用コストの削減が期待されます。さらに、ニコンの自動スキャン技術と高精度のDED方式での付加加工技術を組み合わせることで、付加価値の高い航空宇宙部品の高品質かつ効率的なカスタマイズ補修が可能となり、製造コストや産業廃棄物の削減にも寄与します。この共同研究を通じて、アディティブマニュファクチャリングの進化を加速させ、実際の製造現場で直面する課題を解決しながら補修性能、品質、安全性に関する新たなソリューションを確立してまいります。

- ※「Lasermeister LM300A」「Lasermeister SB100」:2024年4月発売。損傷・摩耗したタービンブレードや自動車の金型など産業用部品の自動補修が主なターゲット
Advanced Powders & Coatings Inc.について
AP&Cは、GE Aerospace傘下のColibrium Additiveグループの一員として、2006年から高品質な金属粉体の製造を行っています。同社のミッションは、高品質な粉体の安定かつ強固な供給体制を提供するとともに、顧客と協力して競争力のある革新的な部品を製造するためにアディティブマニュファクチャリングの技術進化を支援することです。
Waterloo大学について
Waterloo大学は1957年に設立され、現在42,000人以上の学生が在籍するカナダ有数の名門大学です。同大学はカナダで最も革新的な大学として評価されており、科学・工学、数学・コンピュータサイエンス、健康学、環境学、芸術、社会科学など多岐にわたる分野で高度な研究と教育を行っています。
Waterloo大学のMSAMラボは、カナダにおけるアディティブマニュファクチャリングプロセスの進展をけん引する主要な学術拠点です。最先端の研究と産業パートナーとの協力を通じて、MSAMは高性能な材料や製品、品質保証プラットフォームの開発に注力しています。最新技術を活用して現行の制約を克服し、さまざまな分野でのイノベーションを推進しています。
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