「ニコン Z マウントシステム」対応の大口径広角単焦点レンズ「NIKKOR Z 35mm f/1.2 S」を発売
極めて高い光学性能と滑らかで美しいボケを実現
2025年2月5日PRESS RELEASE/報道資料
株式会社ニコンの子会社、株式会社ニコンイメージングジャパンは「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ対応の大口径広角単焦点レンズ「NIKKOR Z 35mm f/1.2 S」を発売します。
「NIKKOR Z 35mm f/1.2 S」は、NIKKOR Z レンズの「S-Line」※に属し、高い光学性能を追求しました。美しく柔らかなボケの実現やリアルな質感の表現を通し、被写体の存在感を引き立てます。「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」(2020年12月発売)や「NIKKOR Z 85mm f/1.2 S」(2023年3月発売)と同じ設計思想のもと、高い描写性能と、広角でも奥行きのある表現を可能とします。
光学系には、EDレンズ3枚とED非球面レンズ1枚を採用し、収差を効果的に低減。さらに、「メソアモルファスコート」、「ナノクリスタルコート」、「アルネオコート」の採用により、ゴーストやフレアを抑制し、卓越した光学性能を実現しています。ウェディングをはじめとしたポートレート撮影やストリートフォトに加え、動画撮影など、幅広い場面でユーザーの映像表現をサポートします。
ニコンは、今後も新次元の光学性能を追求し、ユーザーのニーズに応えていきます。そして、映像表現の可能性をさらに拡げることを目指し、映像文化の発展に貢献します。
- ※「S-Line」は、NIKKOR Z レンズにおいて設定されたグレードで、ニコン独自の設計指針と品質管理を高い基準でクリアーしており、特にハイレベルな光学性能を発揮します。
発売概要
商品名 | 「NIKKOR Z 35mm f/1.2 S」 |
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価格 | オープンプライス |
発売時期 | 2025年2月28日 |
日本での予約販売受付は、2月12日10時より開始します。
主な特長
- 高い光学性能が実現する極めて優れた解像力と、開放F値1.2の浅い被写界深度を活かした滑らかで美しいボケ、35mmの画角の組み合わせにより、ユニークな表現が可能
- ピント面から遠ざかるにつれてなだらかに変化する滑らかなボケがもたらす立体感を実現
- 絞り機構を中心に、対称型にレンズ群を配置する理想的なレンズ構成により、優れた光学性能を実現
- EDレンズ3枚、ED非球面レンズ1枚により各種収差を効果的に低減
- 「メソアモルファスコート」、「ナノクリスタルコート」、「アルネオコート」の採用で、ゴースト、フレアを効果的に抑えたクリアーな描写
- 「STM(ステッピングモーター)」を採用した「マルチフォーカス方式」※1により、静止画、動画を問わず高速・高精度なAF駆動を実現
- フォーカス時の画角変化(フォーカスブリージング)の抑制や露出の安定化など、動画撮影に配慮した設計
- 割り当てられる機能が豊富で便利な2つの「レンズFnボタン」を配置し、縦位置撮影時にもスムーズな設定変更が可能
- レンズ鏡筒の可動部分をはじめとする随所に埃や水滴の侵入を防ぐシーリングを施すなど、高い防塵・防滴性能※2を実現
- ※1複数のAF用駆動ユニットの連携で複数のフォーカスレンズ群の位置を高精度に制御し、撮影距離を問わず高い結像性能を実現します。
- ※2すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません。
主な仕様
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マウント | ニコン Z マウント |
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焦点距離 | 35mm |
最大口径比 | 1:1.2 |
レンズ構成 | 15群17枚(EDレンズ3枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚、メソアモルファスコートあり、ナノクリスタルコートあり、アルネオコートあり) |
画角 | 63°(撮像範囲FX) 44°(撮像範囲DX) |
寸法 | 約90mm(最大径)×150mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約1060g |
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