産業用カメラレンズ「Rayfact RF3-6x可変倍率レンズ」「Rayfact RF3-6x可変倍率レンズ プリズムタイプ」を発売

微細化と高集積化が進む半導体パッケージ基板や電子部品の外観検査に最適

2025年1月15日PRESS RELEASE/報道資料

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「Rayfact RF3-6x可変倍率レンズ」

株式会社ニコンは、産業用カメラレンズ「Rayfact(レイファクト) RF3-6x可変倍率レンズ」と「Rayfact RF3-6x可変倍率レンズ プリズムタイプ」を発売します。「Rayfact」のRFシリーズは、半導体ウェハやフラットパネルディスプレイ(FPD)基板の微細パターン検査に適しており、高画素数のラインセンサーカメラ※1や大型エリアセンサーカメラ※2に対応した産業用カメラレンズです。
今回発売する「Rayfact RF3-6x可変倍率レンズ」、「Rayfact RF3-6x可変倍率レンズ プリズムタイプ」は、次世代半導体パッケージやマイクロLEDパネルの微細パターンなど、高精度な外観検査向けに設計されています。従来製品に比べ、分解能と明るさが向上しており、微小な欠陥の検出に高いパフォーマンスを発揮します。さらに、「Rayfact RF3-6x可変倍率レンズ プリズムタイプ」は、さまざまな検査用途や使用環境を想定し、落射照明に最適化した光学系を採用しています。

なお、本製品は、「第39回 ネプコン ジャパン」(期間:2025年1月22日~24日、場所:東京ビッグサイト)にて出展します。

  • ※1光を受ける感光部が1列(リニア)に配置されたセンサーを備え、検査対象全体を走査して撮影する検査用カメラ。
  • ※2光を受ける感光部が面(エリア)となっているセンサーを備え、検査対象全体を分割して撮影する検査用カメラ。

発売概要

商品名 「Rayfact RF3-6x可変倍率レンズ」
「Rayfact RF3-6x可変倍率レンズ プリズムタイプ」
受注開始日 2025年2月1日

主な特長

  • 1本のレンズで3倍から6倍まで倍率範囲の変更が可能
  • 使用倍率全域において少ない性能差を確保
  • イメージサークルΦ82mm、高解像度大型ラインセンサーカメラの性能を最大限に引き出す光学設計
  • F1.8で明るく鮮明な撮影が可能
  • 物体側へのプリズム配置を想定した光学最適化タイプを準備(同軸落射:厚み30mm)
  • 絞り・フローティング機構を外部駆動にて操作できるよう、絞りリング・フローティングリングにギアを搭載
  • 大型ラインセンサー:3.5μ×23K / 5μ×16K対応

主な仕様

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■基本仕様
型式 BA01941 / BA01951(プリズムタイプ)
使用倍率範囲 -3x ~ -6x
Fナンバー(∞) F1.8 ~ F11
波長範囲(nm) 400 ~ 700
イメージサークル(mm) Φ82
マウント M67(P=0.75)おねじ
外形寸法(mm)※1※2 Φ110×166.1
質量(g)※1 約2,450

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■光学仕様
倍率 -3x -3.5x -5x -6x
焦点距離(mm)※1 108.9 108.4 107.5 107.1
NA※1 0.208 0.214 0.226 0.231
物像間距離(mm)※1 593.3 640.1 787.3 888.3
ワーキングディスタンス(mm)※1 93.3 88.3 79.4 75.5
歪曲収差(%)※1※3 0.07以下
周辺照度比(%)※1※3 90以上
物体サイズ(mm) 27.3 23.4 16.4 13.7
  • ※1「Rayfact RF3-6x可変倍率レンズ プリズムタイプ」の仕様となります。
  • ※2ロックねじおよびマウントねじは含まない寸法となります。
  • ※3最大像高(Y'=41.0mm)、F1.8での数値となります。

こちらに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。販売が既に終了している製品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

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