フルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z f」を発売
ヘリテージデザインと最新性能を両立
2023年9月20日PRESS RELEASE/報道資料
株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)の子会社、株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:上村 公人、東京都港区)は「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ「ニコン Z f」を発売します。
「Z f」は、ニコンの歴史的なカメラにインスパイアされたヘリテージデザインと最新性能を両立したミラーレスカメラです。フルサイズセンサーと、フラッグシップモデルの「ニコン Z 9」(2021年12月発売)と同じ画像処理エンジン「EXPEED 7」を採用し、本格的な静止画・動画の撮影が可能です。洗練されたデザインと優れた操作感に加え、高いAF性能や手ブレ補正性能をはじめとした最先端技術を搭載することで、自分の表現を追求するクリエイターのニーズに応えます。
ニコンは、今後も新次元の光学性能を追求し、ユーザーのニーズに応えていきます。そして、映像表現の可能性をさらに拡げることを目指し、映像文化の発展に貢献します。
発売概要
商品名 | ニコンミラーレスカメラ「Z f」 |
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価格 | オープンプライス |
発売時期 | 2023年10月27日予定 |
日本での予約販売受付は、9月22日10時より開始します。
主な特長
1. ニコンの歴史的カメラ「FM2」にインスパイアされたヘリテージデザイン
マグネシウム合金のボディーには、光沢があり高級感が感じられる塗装を施し、ダイヤル、シャッターボタン、電源レバーには操作時の上質な感触を実現する真鍮を採用。また、1970年代から1980年代に使用していたNikonロゴをあしらい、ボディー天面の表示には、彫刻した文字を使用。細部にまでこだわり抜いたデザインを施しています。グリップは、見た目とのバランスを考慮しながら、フルサイズ向けのレンズを装着した際の安定性にも配慮。シャッターの押し心地にもこだわっています。さらに、優れた触り心地と見栄えの人工皮革を採用し、また、ボディーの人工皮革部分を有償で張替えることができる「プレミアムエクステリア」を全5色※で展開し、自分らしい色にカスタマイズすることできます。
- ※プレミアムエクステリアのサービス詳細は以下をご確認ください。
URL:https://www.nikon-image.com/event/campaign/zf_premiumexterior/ - なお、ニコンイメージングジャパン公式オンラインショップ「ニコンダイレクト」では、2023年9月22日10時よりニコンダイレクト限定のボルドーレッドを含む全6色の「Z f張替キャンペーン」の実施を予定しています。詳細は以下よりご確認ください。
https://shop.nikon-image.com/
2. 表現の可能性を拡げる多彩な機能
ピクチャーコントロールには、従来の「モノクローム」に加え、異なる階調特性を持つ「フラットモノクローム」と「ディープトーンモノクローム」を新しく搭載。さらに、ワンアクションで瞬時にモノクロームモードに切り替わる専用レバー「静止画B&Wモード」も搭載し、ユーザーの表現方法を拡げます。また、独創的な表現を可能にする「Creative Picture Control」や、ニコンで初めて搭載する、複数枚のRAW(NEF)ファイルを合成することで高い解像感の写真が得られる「ピクセルシフト撮影」など、表現の可能性を拡げる機能を搭載しています。
3. 多様な映像制作のニーズに応える動画性能
「H.265 10bit」の内部記録に対応し、外部レコーダーを使用せずに最小限の機材で本格的な動画撮影ができます。6Kのオーバーサンプリング※1による高画質な4K UHD画像生成にも対応し、高画質な動画を得ることができます。また、最長約125分※2の4K UHD/60p※3動画を記録でき、長時間記録が求められるシーンにも対応します。さらに、「Z 9」に搭載されているISO感度の1/6段設定や、動画記録中の赤枠表示などの便利な動画撮影機能も搭載。アクセサリーメーカーとの互換性を高めたアクセサリーラインナップの充実とも相まって、快適な動画撮影を実現します。
- ※14K UHD/30p/25p/24p、撮像範囲:FX時のみ対応。
- ※2H.265 8bit(MOV)、自動電源OFF 温度「高温」、温度23℃、「Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15c」使用、USB給電時。推奨カードの使用をおすすめします。
- ※3撮像範囲:DX時のみ対応。
4. 最先端技術により優れた撮影性能を発揮
「Z 9」と同じ画像処理エンジン「EXPEED 7」を採用。被写体検出時の高い追尾性能を実現し、動く被写体にピントを合わせ続け、シャープに捉えること可能です。静止画・動画ともに、「ニコン Z 8」(2023年5月発売)同様の9種類の被写体検出に対応しています。さらに、低輝度側のAF検出範囲が-10 EV※1まで拡張され、より暗いシーンでもピントが合いやすく、撮影シーンが拡がります。「ニコン Z シリーズ」で最も優れた8.0段※2の高い手ブレ補正効果を発揮する5軸のボディー内手ブレ補正の実現に加え、動画撮影時に有効な電子手ブレ補正※3の効果も向上。室内をはじめとする暗いシーンや低速シャッタースピードで撮影する際など手持ち撮影のクオリティーが高まります。さらに、世界初※4の「フォーカスポイントVR」※5を搭載し、被写体が画像の端にあるような構図でも、画面周辺でのブレをよりしっかりと抑制します。
- ※1静止画モード、シングルAF サーボ(AF-S)、ISO 100、f/1.2 レンズ使用時、温度20℃。
- ※2CIPA規格準拠、NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(望遠端、NORMALモード)使用時。
- ※3電子手ブレ補正使用時、レンズに表記されている焦点距離の約1.25倍のレンズに相当する画角になります。
- ※42023年9月20日現在、発売済みのミラーレスカメラにおいて。ニコン調べ。
- ※5VR非搭載のNIKKOR Z レンズ使用で、静止画時のみ。フォーカスエリア枠が複数時は非可動。
5. その他の特長
- ニコンで初めて動画「Sモード」に対応。シャッタースピードを固定した自動露出撮影が可能
- AFエリアモードに「3D-トラッキング(静止画モード)」と「ターゲット追尾(動画モード)」を搭載
- 逆光時のシルエット撮影や暗いシーンでも画づくり用の画素とAF用の画素がそれぞれに適した露出制御を行い、被写体へのピント合わせが容易
- オートエリアAF時のカバー範囲と点数を拡大・高密度化し、遠方や動く被写体などの捕捉性能が向上
- 「カスタムワイドエリアAF」のエリアパターン数が拡大し、複数の被写体がいるシーンに有効
- 画像処理エンジン「EXPEED 7」の採用により、特に被写体の平坦な部分のざらつくノイズを軽減し、画質を向上
- フルサイズの「Z シリーズ」初、バリアングル方式画像モニターを採用
- 画像の縦位置再生および再生時の「iメニュー」の縦表示に対応し、縦位置撮影を効率よくサポート
- 「Z シリーズ」初の、ファインダーを覗いた状態で画像モニターのパネルをタッチすることでカメラの設定が変更可能な「タッチFn」を搭載
- 画像処理エンジン「EXPEED 7」の高い処理能力により最大30コマ/秒※1の高速連写※2が可能な「ハイスピードフレームキャプチャー+」(C30)を搭載
- シャッターボタンの全押しから最大1秒間遡って記録ができる「プリキャプチャー」※3機能を搭載
- ポートレート撮影において、より思い通りの表現を可能にする「美肌効果」機能、「人物印象調整」機能を搭載
- ピクチャーコントロールに、肌のディテールを残し豊かな階調の「リッチトーンポートレート」を追加
- 撮影モードAUTOの静止画シーン判定時にディープラーニング技術を活用。シーンに応じて、最適な露出制御値を設定
- 静止画撮影時に、高画質のままファイル容量を抑えて記録するHEIF形式に対応
- 厳しい環境下でも安心して撮影できる高い防塵・防滴性能※4
- SDカードとmicroSDカードのダブルスロットを搭載
- 撮像素子のダスト対策として、ダブルコートを採用
- NX Studio Ver.1.5.0で、「ピクセルシフト撮影」で撮影したRAW(NEF)画像の合成に対応。さらに、Picture Control Utility2の機能を統合し、Picture Controlの調整・適用・管理まで、1つのアプリ内で可能
- ※1JPEG NORMALに固定。推奨カードの使用をおすすめします。
- ※2電子シャッター使用時は、被写体や撮影条件によって、ローリングシャッター歪みが発生することがあります。
- ※3「プリキャプチャー」は最速30コマ/秒の連続撮影が可能な「ハイスピードフレームキャプチャー+」撮影時のみ設定可能です。
- ※4すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません。
主な仕様
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型式 | レンズ交換式デジタルカメラ |
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レンズマウント | ニコン Z マウント |
有効画素数 | 2450万画素 |
撮影素子 | 35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー(フルサイズ/FXフォーマット) |
記録媒体 | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード(SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカードはUHS-II規格に対応)、microSDメモリーカード、microSDHCメモリーカード、およびmicroSDXCメモリーカード(microSDHCメモリーカード、microSDXCメモリーカードはUHS-I規格に対応) |
ISO感度(推奨露光指数) | ISO 100~64000(ステップ幅:1/3、1ステップに変更可能)、ISO 100に対し約0.3、0.7、1段(ISO 50 相当)の減感、ISO 64000に対し約0.3、0.7、1段、1.7段(ISO 204800 相当)の増感、感度自動制御が可能
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フォーカスポイント | 273点
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画像モニター | バリアングル式8cm/3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル)、約210万ドット、視野角170°、視野率約100%、明るさ調整可能(マニュアル15段階)、カラーカスタマイズ可能 |
寸法(幅x高さx奥行き) | 約144×103×49mm |
質量(重さ) | 約710g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)、約630g(本体のみ) |
仕様中のデータは特に記載のある場合を除き、CIPA(カメラ映像機器工業会)規格またはガイドラインに準拠しています。
こちらに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。販売が既に終了している製品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。