「ニコン Z マウントシステム」対応の超望遠単焦点レンズ「NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S」を発売
小型・軽量と高い解像力を両立、超望遠撮影を手持ちで容易に
2022年6月29日PRESS RELEASE/報道資料
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株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)の子会社、株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:上村 公人、東京都港区)は、「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ対応の超望遠単焦点レンズ「NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S」を発売します。
「NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S」は、高い解像力と小型・軽量を両立した焦点距離400mmの超望遠レンズです。クラス最軽量※1約1160g(三脚座なし)、全長約234.5mmを実現、手持ち撮影が容易になり、野鳥をはじめとした野生動物やスポーツなどの長時間の撮影でも負担が少なく、身軽に動くことができます。テレコンバーター「Z TELECONVERTER TC-1.4x」(2020年8月発売)を装着することで焦点距離を560mmまで、「Z TELECONVERTER TC-2.0x」(2020年8月発売)装着で800mmまで拡大することができ※2、遠くの被写体を引き寄せるダイナミックな描写で、表現の幅を広げます。また、従来よりもボディー側に重心を寄せた優れた重量バランスにより、手持ち撮影時も安定した操作が可能です。
究極の光学性能を追求する「S-Line」※3に属し、ED レンズ1枚、スーパーED レンズ2枚、SR レンズ1枚を効果的に配置することで、小型・軽量および色収差を抑えた高い光学性能を実現しました。また、「ナノクリスタルコート」の採用により、ゴースト、フレアを抑制したクリアーな描写が可能。遠くにいる被写体を克明に捉えることができます。
開放F値4.5で、被写体を際立たせた立体感のある描写を実現。さらに、NIKKOR Z レンズで最も高い※45.5段※5の高い手ブレ補正効果を発揮するレンズシフト方式VR機構と「STM(ステッピングモーター)」による高速かつ精緻なAF制御で、スポーツ撮影など動き回る被写体をしっかりと捉えます。幅広いシーンで高い機動力と描写力を発揮し、ハイアマチュアからプロフェッショナルフォトグラファーの撮影をサポートします。
ニコンは、今後も新次元の光学性能を追求し、ユーザーのニーズに応えていきます。そして、映像表現の可能性をさらに拡げることを目指し、映像文化の発展に貢献します。
- ※12022年6月29日現在、発表済みの焦点距離400mmを含む、開放F値4.5以下の35mmフィルムサイズ相当の撮像素子を搭載したレンズ交換式カメラ用交換レンズにおいて。ニコン調べ。
- ※2組み合わせるカメラを問わず、被写体、明るさ、フォーカスポイントによっては合焦に時間がかかったり、ピントが甘かったり、焦点が合いにくかったり、フォーカスエイドがちらついたりすることがあります。
- ※3「S-Line」は、NIKKOR Z レンズにおいて設定されたグレードで、ニコン独自の設計指針と品質管理を高い基準でクリアーしており、特にハイレベルな光学性能を発揮します。
- ※42022年6月29日現在。
- ※52CIPA規格準拠。「NORMAL」モード使用時。35mmフィルムサイズ相当の撮像素子を搭載したミラーレスカメラ使用時。
発売概要
商品名 | 「NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S」 |
---|---|
希望小売価格 | ¥500,500(税別 ¥455,000) |
発売時期 | 2022年7月15日予定 |
日本での予約販売受付は、7月1日10時より開始します。
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主な特長
- テレコンバーター「Z TELECONVERTER TC-1.4x」(2020年8月発売)の装着により焦点距離を560mmまで、「Z TELECONVERTER TC-2.0x」(2020年8月発売)の装着により焦点距離を800mmまで拡大可能
- カメラの撮像範囲を「DX(24×16)」に設定すると、焦点距離を600mm相当まで拡大可能
- 効果的なレンズ配置により、小型・軽量化を実現。質量はクラス最軽量の約1160g(三脚座なし)、全長約234.5mmで、手持ち撮影が容易
- スーパーEDレンズとEDレンズの採用により色収差を大幅に抑制。さらにSRレンズにより、補正が難しい短波長の光を制御することで、高精度な色収差補正を実現
- ニコン独自の「ナノクリスタルコート」の採用で、ゴースト、フレアを効果的に低減
- 開放F値4.5と超望遠レンズの浅い被写界深度を活かした大きなボケで、立体感のある描写が可能
- NIKKORレンズで最も高い5.5段の手ブレ補正効果を発揮する、レンズシフト方式VR機構を搭載
- 「ニコン Z 9」(2021年12月発売)との組み合わせでシンクロVRが適用可能。ボディー内手ブレ補正と合わせて、6.0段※1の手ブレ補正が可能
- 「STM(ステッピングモーター)」を採用し、高速・高性能かつ静寂なAF駆動を実現
- 高い防塵・防滴性能※2、フッ素コート採用による高い防汚性能を発揮
- ピント位置を登録し、「フォーカス位置の呼び出し」を割り当てたボタンを押すことで、登録したピント位置に瞬時に合わせることが可能な「メモリーリコール」機能を搭載※3
- 静音性に優れ、フォーカス時の画角変化(フォーカスブリージング)の抑制や露出の安定化など動画撮影に配慮した設計
- ※1CIPA規格準拠。「NORMAL」モード使用時。
- ※2すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません。
- ※3発売時は「Z 9」、「Z 7II」、「Z 6II」および「Z 30」のみ対応予定。使用する場合には、カメラ本体のファームウェアを最新版にバージョンアップする必要があります。その他一部の機種については今後のファームウェアアップデートにて対応。
主な仕様
横にスクロールしてご覧ください。
マウント | ニコン Z マウント |
---|---|
焦点距離 | 400mm |
最大口径比 | 1:4.5 |
レンズ構成 | 13群19枚(ED レンズ1枚、スーパーED レンズ2枚、SR レンズ1枚、ナノクリスタルコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コートあり) |
画角 |
6°10′(撮像範囲 FX) 4°(撮像範囲 DX) |
寸法 | 約104×234.5 mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 |
約1245g(三脚座を含む) 約1160g(三脚座なし) |
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