「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」、「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」、「マウントアダプター FTZ II」を発売
NIKKOR Z レンズのラインナップをさらに拡充
2021年10月28日PRESS RELEASE/報道資料
株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)の子会社、株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:北端 秀行、東京都港区)は、「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ対応の超望遠ズームレンズ「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」、標準ズームレンズ「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」と、「マウントアダプター FTZ II」を発売します。
「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」は、色にじみや色づきを徹底的に抑え、絞り開放から極めて高い解像性能を発揮する「S-Line」※1に属するNIKKOR Z レンズです。幅広い焦点距離をカバーするNIKKOR Z レンズ初の超望遠レンズとして、広角端でクラス最短※2の撮影距離0.75mを実現しました。
また、質量はクラス最軽量※2の約1355gで、長時間の移動時や、撮影時の負担を軽減します。さらに、ニコン初の「重心移動レス機構」※3を採用し、ズーミングによる重心の変化を大幅に抑制しています。高い性能と操作性により、ハイアマチュアやプロフェッショナルフォトグラファーの創作意欲を刺激します。
「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」は、高い解像力を有するNIKKOR Z レンズの「S-Line」に属し、色にじみを抑えたシャープな描写を実現する5倍標準ズームレンズです。幅広い焦点距離を開放F値4一定でカバーし、静止画、動画ともに望遠側での大きなボケを活かした表現が可能です。また、クラス最軽量※4の約630gを実現し、高い携行性を有しています。さらに、望遠端で最大撮影倍率0.39倍を実現し、被写体を大きく撮影できます。植物などの繊細な描写から、旅行、街歩き、ウェディングなどの多様なシーンで活躍し、高い表現力でハイアマチュアやプロフェッショナルフォトグラファーの撮影をサポートします。
「マウントアダプター FTZ II」は、ニコンの一眼レフカメラユーザーがお持ちのNIKKOR Fレンズの資産を「ニコン Z マウントシステム」でも可能な限り活かせるように設計したマウントアダプターです。従来の「マウントアダプター FTZ」(2018年9月発売)から三脚座をなくし、凸部を最小化することで軽量化を実現しました。縦位置撮影時にグリップが握りやすく、さまざまなアクセサリーが装着しやすいなど、操作性も向上しています。また、これまで同様に、AI Nikkor以降の約360種類のレンズに対応し、AEもしくはAE/AF撮影※5や、手ブレ補正※6にも対応しています。
ニコンは、今後も新次元の光学性能を追求し、ユーザーのニーズに応えていきます。そして、映像表現の可能性をさらに拡げることを目指し、映像文化の発展に貢献します。
- ※1「S-Line」は、NIKKOR Z レンズにおいて設定されたグレードで、ニコン独自の設計指針と品質管理を高い基準でクリアーしており、特にハイレベルな光学性能を発揮します。
- ※22021年10月28日現在、発表済みの焦点距離100-400mm、開放F値4.5-5.6の35mmフィルムサイズ相当の撮像素子を搭載したレンズ交換式カメラ用交換レンズにおいて。ニコン調べ。
- ※3広角端から望遠端へのズーミング時に、レンズの前玉が前方に動くと同時に、後方の一部のレンズが後ろ側に動くことで、それぞれのレンズ群が逆方向に移動し、重心移動を限りなく抑制するメカニズム。
- ※42021年10月28日現在、発表済みの焦点距離広角側24mm、望遠側105mm-120mm、開放F値4以下の35mmフィルムサイズ相当の撮像素子を搭載したレンズ交換式ミラーレスカメラ用ズームレンズにおいて。ニコン調べ。
- ※5モーター内蔵のレンズ装着時のみ。レンズによって制約が生じる場合があります。使用できないレンズやアクセサリー、ご使用上の注意については、ニコンのウェブサイトにてご確認ください。
- ※6VR機構を搭載していないNIKKOR Fレンズ(CPUレンズ)使用時にはカメラ内センサーシフト式手ブレ補正(VR)が適用。VR機構を搭載したNIKKOR Fレンズ使用時には、レンズのVRとボディーのVRが協働し3軸の手振れ補正が可能。
発売概要
商品名 | 「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」 |
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希望小売価格 | 385,000円(税別350,000円) |
発売時期 | 2022年2月予定 |
商品名 | 「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」 |
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希望小売価格 | 154,000円(税別140,000円) |
発売時期 | 2022年1月28日予定 (「2022年2月予定」を変更しました。2022年1月19日変更) |
商品名 | 「マウントアダプター FTZ II」 |
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希望小売価格 | 36,300円(税別 33,000円) |
発売時期 | 2021年内予定 |
日本での予約販売受付は、11月2日10時より開始します。
「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」の主な特長
- テレコンバーター装着時においても高い解像感を維持し、「Z TELECONVERTER TC-1.4x」(2020年8月発売)を装着することで焦点距離を560mmまで、「Z TELECONVERTER TC-2.0x」(2020年8月発売)を装着することで焦点距離を800mmまで拡大※1
- 「STM(ステッピングモーター)」を採用した「マルチフォーカス方式」により、静止画、動画を問わず高速・高精度・静粛なAF駆動を実現
- NIKKOR Z レンズで最も高い5.5段※2の手ブレ補正効果を持つ光学式VR機構を搭載
- 倍率色収差を光学的に補正することに加え、スーパーEDレンズとEDレンズの採用により軸上色収差も大幅に抑制することで、画面全域において絞り開放からクリアーな画像が得られる
- ニコン独自の「ナノクリスタルコート」と「アルネオコート」の採用で、ゴースト、フレアを低減
- クラス最大※3撮影倍率0.38倍(望遠端)で被写体を大きく撮影可能
- ニコン初の「重心移動レス機構」を採用し、広角端から望遠端のズーミング時の重心移動を大幅に抑制
- ズームリングの回転角はクラス最小※3の80度を実現し、持ち替えることなく広角端から望遠端のズーミングが可能
- 高い操作性を発揮する、静粛で滑らかな操作が可能な「コントロールリング」
- ズーミング時のピントの移動やフォーカシング時の画角変化の低減など、動画撮影に配慮した設計
- 高い防塵・防滴性能※4や、堅牢性と耐候性を備えた高い信頼性、フッ素コート採用による高い防汚性能
「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」の主な特長
- 120mmまで望遠域をカバーしながら、どの焦点距離においても高い光学性能を発揮。静止画・動画を問わず様々なシーンに対応
- ズーム全域で最短撮影距離0.35mを実現し、被写体に近づいた撮影が可能
- 「STM(ステッピングモーター)」を採用した「マルチフォーカス方式」により、静止画、動画を問わず高速・高精度・静粛なAF駆動を実現
- EDレンズ3枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚を採用した光学系により色収差を効果的に抑制
- ニコン独自の「ナノクリスタルコート」と「アルネオコート」の採用で、ゴースト、フレアを低減
- 高い操作性を発揮する、静粛で滑らかな操作が可能な「コントロールリング」
- ズーミング時のピントの移動やフォーカシング時の画角変化の低減など、動画撮影に配慮した設計
- 高い防塵・防滴性能※4や、フッ素コート採用による高い防汚性能
- ※1組み合わせるカメラを問わず、被写体、明るさ、フォーカスポイントによっては合焦に時間がかかったり、ピントが甘かったり、焦点が合いにくかったり、フォーカスエイドがちらついたりすることがあります。
- ※2CIPA規格準拠。「NORMAL」モード使用時。35mmフィルムサイズ相当の撮像素子を搭載したミラーレスカメラ使用時。最も望遠側で測定。
- ※32021年10月28日現在、発表済みの焦点距離100-400mm、開放F値4.5-5.6の35mmフィルムサイズ相当の撮像素子を搭載したレンズ交換式カメラ用交換レンズにおいて。ニコン調べ。
- ※4すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません。
「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」の主な仕様
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マウント | ニコン Z マウント |
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焦点距離 | 100-400mm |
最大口径比 | 1:4.5-5.6 |
レンズ構成 | 20群25枚(EDレンズ6枚、スーパーEDレンズ2枚、ナノクリスタルコートあり、アルネオコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コートあり) |
画角 |
24°20′-6°10′(撮像範囲 FX) 16°-4°(撮像範囲 DX) |
寸法 | 約98(最大径)×222mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約1435g(三脚座を含む)、約1355g(三脚座なし) |
「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」の主な仕様
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マウント | ニコン Z マウント |
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焦点距離 | 24mm-120mm |
最大口径比 | 1:4 |
レンズ構成 | 13群16枚(EDレンズ3枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚、ナノクリスタルコートあり、アルネオコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コートあり) |
画角 |
84°-20°20′(撮像範囲 FX) 61°-13°20′(撮像範囲 DX) |
寸法 | 約84mm(最大径)×118mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約630g |
「マウントアダプター FTZ II」の主な仕様
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型式 | マウントアダプター |
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寸法 | 約70.0mm(最大径、突起部除く)×70.0mm |
質量 | 約125g |
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