「ニコン Z マウントシステム」対応の標準マイクロレンズ「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」を発売
NIKKOR Z レンズ初のマイクロレンズ、マクロ撮影からスナップ撮影まで幅広い表現が可能
2021年6月2日PRESS RELEASE/報道資料
株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)の子会社、株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:北端 秀行、東京都港区)は、「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ対応の標準マイクロレンズ「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」を発売します。
「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」は、被写体を大きく写すマクロ撮影からスナップ撮影まで幅広いシーンで活躍する、小型・軽量のマイクロレンズです。同日発表の「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」と同様、NIKKOR Z レンズ初のマイクロレンズです。最短撮影距離は0.16m、最大撮影倍率は1.0倍。被写体に近づき、マイクロレンズ特有の美しいボケを活かした立体感のある表現や、細部までの忠実な描写が可能です。また、マクロ撮影のほか、焦点距離50mmの画角を活かしたスナップ撮影など、標準単焦点レンズとしても楽しむことができます。
大口径でたくさんの光を取り込める「Z マウント」の採用により、高い光学性能を実現し、画像周辺部まで解像感の高いシャープな描写力と、マイクロレンズならではの被写体を引き立たせる自然なボケを可能にします。さらに、近距離から遠距離まで色収差を抑制するレンズ構成により、色にじみやフチの色づきを抑えた美しいボケが得られます。フォーカス時に前方部分のレンズ群を動かす「前群繰り出し方式」の採用や、STM(ステッピングモーター)の搭載により、従来のニコンの標準マイクロレンズと比べて大幅な小型・軽量化を実現しました。
「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」は花、植物などの、ボケを生かしたマクロ撮影や、標準域の焦点距離50mmの画角を活かしたスナップ撮影、テーブルフォト撮影など、日常におけるさまざまな被写体を、気軽かつ印象的に撮影することができます。マイクロレンズを用いた新たな表現に挑戦するユーザーに適したレンズです。
ニコンは、今後も新次元の光学性能を追求し、ユーザーのニーズに応えていきます。そして、映像表現の可能性をさらに拡げることを目指し、映像文化の発展に貢献します。
発売概要
商品名 | 「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」 |
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希望小売価格 | ¥94,160(税別 ¥85,600) |
発売時期 | 2021年6月25日予定 |
日本での予約販売受付は、6月4日10時より開始します。
主な特長
- 最短撮影距離0.16m、1.0倍の最大撮影倍率から標準域の焦点距離50mmの画角を活かした撮影まで、多様なシーンで活躍
- 「Z マウント」の高い光学性能による画像周辺部までシャープな描写力
- 近距離から遠距離までの高い解像感と、色にじみや色づきを抑えた美しいボケを両立
- 「Z マウント」が実現した設計自由度の向上により、ゴースト・フレアを効果的に低減するレンズ構成を実現
- STMの採用と前群繰り出し方式の採用、効果的なレンズ配置により、従来のニコンの標準マイクロレンズと比べて大幅な小型・軽量化を達成
- 「コントロールリング」に絞り値や露出補正などの機能の割り当てが可能
- 新たな「NIKKOR」エンブレムと、塗装質感を向上させた新デザインを採用。倍率や距離を一目で確認できる倍率/距離表示を採用
- ピント合わせを行う範囲を制限することで、接写撮影をする際のピント合わせの時間を短縮できるフォーカス制限機能※1を搭載
- 防塵・防滴性能に配慮した設計※2、フッ素コート採用による高い防汚性能
- ※1カメラのファームウェアを最新版にバージョンアップしてお使いください。ファームウェアが最新になっていない場合、レンズを正しく認識しなかったり、機能の一部が使用できないことがあります。
- ※2すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません。
主な仕様
横にスクロールしてご覧ください。
マウント | ニコン Z マウント |
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焦点距離 | 50 mm |
最大口径比 | 1:2.8 |
レンズ構成 | 7群10枚(EDレンズ1枚、非球面レンズ1枚、最前面のレンズ面にフッ素コートあり) |
画角 |
47°(撮像範囲 FX) 31°30’(撮像範囲 DX) |
最短撮影距離 | 撮像面から0.16m |
最大撮影倍率 | 1倍 |
寸法 | 約74.5mm(最大径)×66mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約260g |
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