「ニコン Z マウントシステム」対応の大口径標準単焦点レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」を発売
卓越した光学性能で極めて高い解像力と、滑らかで美しいボケを実現
2020年9月16日PRESS RELEASE/報道資料
株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)の子会社、株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:北端秀行、東京都港区)は、「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ対応の大口径標準単焦点レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」を発売します。
「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」は、NIKKOR Z レンズの「S-Line」※1に属し、開放F値1.2で圧倒的に美しく滑らかなボケを実現する大口径標準単焦点AFレンズです。絞り機構を中心に、前後対称型にレンズ群を配置する理想的なレンズ構成を大口径「Z マウント」により実現。光を無理に屈折する必要がないため、極めて高い光学性能を発揮します。それにより、明るい開放F値1.2ならではの解像感と、浅い被写界深度を活かした美しいボケを高い次元で両立。ポートレートをはじめ、立体感のある表現を静止画、動画を問わず楽しめます。
「マルチフォーカス方式」※2を採用することで高速・高精度なAF性能を実現。開放F値1.2の浅い被写界深度でも正確にピントを合わせることができます。また、開放F値1.2のレンズ交換式フルサイズ(ニコンFXフォーマット)デジタルカメラ対応交換レンズにおいて初めて※3「STM(ステッピングモーター)」を搭載し、動画撮影時の静音性や滑らかなフォーカシングが可能です。さらに、開放F値1.2のレンズではピント合わせが難しいポートレート撮影や被写体に動きがあるシーンでは、カメラボディーの「Z シリーズ」の「瞳AF」機能と組み合わせることで、瞳にピントをしっかりと合わせ続けることができます。
ニコンは、今後も新次元の光学性能を追求し、ユーザーのニーズに応えていきます。そして、映像表現の可能性をさらに拡げることを目指し、映像文化の発展に貢献します。
- ※1「S-Line」は、NIKKOR Z レンズにおいて設定されたグレードで、ニコン独自の設計指針と品質管理を高い基準でクリアーしており、特にハイレベルな光学性能を発揮します。
- ※2複数のAF用駆動ユニットの連携で複数のフォーカスレンズ群の位置を高精度に制御し、撮影距離を問わず高い結像性能を実現します。
- ※32020年9月16日時点で発表済みの、開放F値1.2のレンズ交換式フルサイズ(ニコンFXフォーマット)デジタルカメラ対応交換レンズにおいて。ニコン調べ。
発売概要
商品名 | 「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」 |
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希望小売価格 | ¥309,320(税別¥281,200) |
発売時期 | 2020年12月予定 |
日本での予約販売受付は、9月18日10時より開始します。
「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」の主な特長
- 開放F値1.2の浅い被写界深度を活かした滑らかで美しいボケと極めて高い解像力を両立
- 絞り機構を中心に、対称型にレンズ群を配置する理想的なレンズ構成により、優れた光学性能を実現
- 画像の中央、周辺部問わず細部まで忠実に表現する高い解像力
- ピント面から遠ざかるにつれてなだらかに変化する美しいボケの連続性と、後ボケの圧倒的な柔らかさを実現。色づきの少ないボケが被写体を一層引き立たせた表現が可能
- 「ナノクリスタルコート」と「アルネオコート」の採用で、ゴースト、フレアを抑えたクリアーな描写
- 「STM(ステッピングモーター)」を採用した「マルチフォーカス方式」により、静止画、動画を問わず高速・高精度・静粛なAF駆動
- 高い防塵・防滴性能※や、電磁絞り機構の採用などによる高い利便性
- 「レンズ情報パネル」や、「レンズFnボタン」の採用により、快適な撮影をサポート
- 動画撮影時だけでなく、フォーカスシフト撮影時にも有効なフォーカスブリージングの抑制
- ※すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません。
「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」の主な仕様
横にスクロールしてご覧ください。
マウント | ニコン Z マウント |
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焦点距離 | 50mm |
最大口径比 | 1:1.2 |
レンズ構成 | 15群17枚(EDレンズ2枚、非球面レンズ3枚、ナノクリスタルコートあり、アルネオコートあり) |
画角 | 47°(撮像範囲 FX) 31°30′(撮像範囲 DX) |
寸法 | 約89.5 mm(最大径)×150 mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約1090g |
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