大口径高精細産業用変倍レンズ「Nikon Rayfact 1-2× 変倍レンズ」「Nikon Rayfact 1-2× 変倍レンズプリズムタイプ」を発売
大型ラインセンサカメラの性能を引き出す
2018年4月24日PRESS RELEASE/報道資料
株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都港区)の子会社、株式会社栃木ニコン(社長:中村 浩、栃木県大田原市)は、大型ラインセンサカメラ※に適した産業用レンズ「Nikon Rayfact (ニコン レイファクト) 1-2× 変倍レンズ」、「Nikon Rayfact 1-2× 変倍レンズプリズムタイプ」を発売します。
- ※ラインセンサカメラ:光を受光する感光部が1列(リニア)に配置されたセンサを備え、検査対象全体を走査して撮影する検査用カメラ
発売概要
商品名 |
「Nikon Rayfact 1-2× 変倍レンズ」 「Nikon Rayfact 1-2× 変倍レンズプリズムタイプ」 |
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価格 | オープンプライス |
発売時期 | 2018年4月24日 |
栃木ニコンで開発・販売しているRayfactレンズは、ラインセンサカメラやエリアセンサカメラ※などの産業用カメラを使用する外観検査用途に専用設計したレンズです。FPD(Flat Panel Display)用ガラス基板やプリント基板、シート、フィルム、印刷物など、多様なものの検査工程で用いられています。
今回発売する「Nikon Rayfact 1-2× 変倍レンズ」、「Nikon Rayfact 1-2× 変倍レンズプリズムタイプ」は、高精細大型ラインセンサカメラの性能を最大限に発揮する、Rayfactレンズにおける最大クラスのイメージサークルφ86.4mmを実現しています。広範囲を一度に撮影することで、検査にかける時間を短縮したいというユーザーのニーズに応えます。
また、イメージサークルの中心から周辺に至るまで均一な解像性能と、歪曲収差を低減した光学設計を実現。高コントラストで、微細な欠陥も検出できる画像を取得することができます。
なお、「Nikon Rayfact 1-2× 変倍レンズプリズムタイプ」は、さまざまな検査用途や使用環境を想定し、落射照明用に光学系を最適化しています。
- ※エリアセンサカメラ:光を受光する感光部が面(エリア)となっているセンサを備え、検査対象全体を分割して撮影する検査用カメラ
主な特長
- 1本のレンズで、1倍~2倍までの倍率範囲の変更が可能
- 大口径F2.8とイメージサークルφ86.4mm、高精細大型ラインセンサカメラの性能を最大限に引き出す光学設計
- 倍率全域において、均一な解像性能を確保
- 絞りリング・フローティングリングにギアを搭載し、外部駆動での操作が可能
主な仕様
横にスクロールしてご覧ください。
品名 | Nikon Rayfact 1-2× 変倍レンズ |
Nikon Rayfact 1-2× 変倍レンズプリズムタイプ |
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型式 | L-OVM20117MN | L-OVM20118MN-BS |
倍率範囲 | -1×~-2× | -1×~-2× |
焦点距離 | 104.5~107.5mm | 105.1~108.0mm |
絞り目盛 | 2.8 4 5.6 8 11 | |
基準波長 | 546.07nm(e線) | |
使用波長域 | 400~700nm | |
イメージサークル | φ86.4mm | |
物体サイズ | φ86.4mm(-1×)~φ43.2mm(-2×) | |
物像間距離 | 431.9mm(-1×)~ 494.2mm(-2×) |
443.8mm(-1×)~ 503.4mm(-2×) |
ワーキングディスタンス | 172.0mm(-1×)~ 117.7mm(-2×) |
179.8mm(-1×)~ 125.3mm(-2×) |
マウント | M67(P=0.75)おねじ | |
外形寸法※ | φ90×156.8mm | |
質量 | 約1,750g |
- ※ギア部及び突起部は除く
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