大型ラインセンサカメラに適した産業用レンズ「Nikon Rayfact XG」を発売
2016年12月1日PRESS RELEASE/報道資料
株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都港区)の子会社、株式会社栃木ニコン(社長:塩釜 吉晴、栃木県大田原市)は、大型ラインセンサカメラ※1に適した産業用レンズ「Nikon Rayfact(ニコン レイファクト)XG」の5機種(0.35倍・0.5倍・0.7倍・1倍・1.4倍)を発売します。
なお、「国際画像機器展2016」(開催期間:2016年12月7日~9日、場所:パシフィコ横浜)に本製品を出展する予定です。
栃木ニコンで開発・販売しているRayfactレンズは、産業用カメラ(ラインセンサカメラ・エリアセンサカメラ※2)を使用する外観検査用に専用設計したレンズで、FPD(Flat Panel Display)用ガラス基板、PCB(Printed Circuit Board)、シート、フィルム、印刷物など、様々な分野の検査に用いられています。
今回発売する「Nikon Rayfact XG」は、特に大型ラインセンサカメラの性能を最大限に発揮することを目的とし、Rayfactレンズにおいて最大クラスのイメージサークル⌀86.4mm※3を実現しています。これにより、広範囲の撮影が一度にできるため、検査のスループットを高めることが可能です。また、イメージサークルの中心から周辺に至るまで均一な解像性能と低ディストーションを実現した光学設計により、欠陥検出に適した画像を取得することができます。
- ※1光を受光する感光部が1列(リニア)に配置されたセンサを備え、検査対象全体を走査して撮影する検査用カメラ
- ※2光を受光する感光部が面(エリア)となっているセンサを備え、検査対象全体を分割して撮影する検査用カメラ
- ※335mmフィルムサイズの2倍相当
発売概要
商品名 |
「Nikon Rayfact XG0.35倍」 「Nikon Rayfact XG0.5倍」 「Nikon Rayfact XG0.7倍」 「Nikon Rayfact XG1倍」 「Nikon Rayfact XG1.4倍」 |
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価格 | オープンプライス |
発売時期 | 2016年12月中旬予定 |
主な特長
- イメージサークル⌀86.4mm、大型ラインセンサカメラの性能を最大限に引き出す光学設計
- 画像の中心から周辺に至るまで均一な解像性能と低ディストーションを実現
- 優れたコストパフォーマンスを実現
- 0.35倍、0.5倍、0.7倍、1倍、1.4倍の5機種をラインナップ
- ロックねじにより絞りリングの固定が可能
主な仕様
横にスクロールしてご覧ください。
品名 | Nikon Rayfact XG0.35倍 | Nikon Rayfact XG0.5倍 | Nikon Rayfact XG0.7倍 | Nikon Rayfact XG1倍 | Nikon Rayfact XG1.4倍 |
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型式 | L-OFM035030MN | L-OFM050037MN | L-OFM070046MN | L-OFM100055MN | L-OFM140063MN |
基準倍率 | -0.35倍 | -0.5倍 | -0.7倍 | -1倍 | -1.4倍 |
絞り目盛 | 4.5 / 5.6 / 8 | ||||
イメージサークル | ⌀86.4mm | ||||
視野サイズ※1 | ⌀246.9mm | ⌀172.8mm | ⌀123.4mm | ⌀86.4mm | ⌀61.7mm |
物像間距離 | 658.4mm | 570.0mm | 522.2mm | 506.2mm | 520.4mm |
ワーキングディスタンス | 452.3mm | 344.7mm | 273.0mm | 219.0mm | 182.8mm |
マウント | M45(P=0.75) | ||||
外形寸法※2 | ⌀60mm×70mm | ⌀60mm×69.9mm | ⌀60mm×70mm | ⌀60mm×70mm | ⌀60mm×69.9mm |
質量 | 約340g |
- ※1イメージサークル⌀86.4mm、基準倍率において
- ※2突起部含まず
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