デジタル一眼レフカメラ「ニコン D5」を発売

プロフェッショナルの撮影領域を拡大する次世代フラッグシップモデル

2016年1月6日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都港区)の子会社、株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:五代 厚司、東京都港区)は、プロフェッショナルの撮影領域を拡大する次世代フラッグシップモデル、ニコンFXフォーマットデジタル一眼レフカメラ「ニコン D5」を発売します。
なお、「D5」は、2015年11月18日に開発発表を行っています。

「D5」は、格段に向上した動体捕捉力や高感度画質をはじめとする高いパフォーマンスで、幅広いシーンと被写体に対応したフラッグシップモデルです。
新世代の153点AFシステムと、約12コマ/秒※1(AF・AE追従)の高速連続撮影性能によって、さまざまな状況で被写体をより確実に捉えることができます。
また、新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサーと新画像処理エンジン「EXPEED 5」により、ニコン史上最高の常用感度ISO 102400を実現。静止画撮影時はもちろん、新たに対応した4K UHD(3840×2160)動画撮影時にも優れた高感度性能を発揮します。
さらに、タッチパネル採用の高精細画像モニター、前機種「D4S」(2014年3月発売)から通信速度を大幅に向上させた有線LAN(内蔵)・無線LAN※2通信、同種メディア2枚が使えるメモリーカードダブルスロット※3などにより、ワークフローの高速化を可能にしています。
このほか、180KピクセルRGBセンサーを新採用したアドバンストシーン認識システムがAF、AE、AWBの高性能化に寄与。低消費電力化、高精度・高耐久性シャッターなどとともに、制御精度と耐久性の両面から信頼性を高めています。

  • ※1レリーズモードがCHのとき、シャッタースピード1/250秒以上で可能。
  • ※2ワイヤレストランスミッター「WT-6」(別売)併用。
  • ※3XQD-Type/CF-Type の2タイプから選択可能。

「D5」発売概要

商品名 ニコンデジタル一眼レフカメラ「D5」
価格 オープンプライス
発売時期 2016年3月予定
  • XQD-Type/CF-Typeの2タイプから選択可能。

「D5」の主な特長

1. さまざまな状況で狙った被写体を捉える新世代の153点AFシステム

新開発の「マルチCAM 20Kオートフォーカスセンサーモジュール」を採用するなど、AFシステム全体を刷新しました。153点のフォーカスポイント(中央部と周辺部の99点はクロスセンサー)で広い範囲を高密度にカバー。中央のフォーカスポイントで-4 EV、その他のフォーカスポイントすべてで-3 EVを実現しており、低輝度下やコントラストの低い被写体でもAFが可能です。
また、高速演算能力を備えたAF専用エンジンの搭載や、180KピクセルRGBセンサーとの連携などにより、さまざまなシーンで高いAF性能を発揮します。
テレコンバーター使用時にも、合成F値が5.6までの明るさの場合は、153点すべてのフォーカスポイントが有効です。

  • ISO 100、常温20℃のとき。

2. 約12コマ/秒の高速連続撮影性能と、飛躍的に安定した「連続撮影時のファインダー像の見やすさ」

すべての画質モード、すべてのISO感度域で、約12コマ/秒(AF・AE追従)の高速連続撮影を実現。連続撮影可能コマ数は14ビット記録のロスレス圧縮RAWでも最大200コマを確保しています。
また、新開発のミラー駆動機構を搭載し、像消失時間を大幅に短縮してファインダー像の連続性を確保するとともに像のブレを軽減しました。これまで捉え続けることが難しかった動きの変化が激しい被写体も、容易に追い続けることができます。

  • 「Lexar Professional 2933x XQD 2.0」のメモリーカードを使用した場合。

3. 高感度域まで安定して得られる高画質

新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサーと新画像処理エンジン「EXPEED 5」により、ニコン史上最高の常用感度ISO 102400を実現。スポーツ撮影などで多用される高感度域ISO 3200~12800でも高い画質が得られます。なお、ISO 3280000相当(Hi 5)までの増感も可能です。
撮像素子の広いダイナミックレンジを余さず引き出した豊かで自然な階調表現よって、質感の表現が難しい被写体でもディテールを繊細に表現します。

4. 動画制作者に便利な4K UHD(3840×2160)動画機能を搭載

フルHD動画、HD動画の鮮鋭感を向上させるとともに、動画制作に携わるプロフェッショナルに便利な4K UHD動画にも対応。鮮鋭感の高い4K UHD(3840×2160):30p/25p/24p映像をカメラボディー内のメモリーカードに記録できます。非圧縮映像をHDMI出力し、外部モニターへの表示や、外部レコーダーへの記録も可能です。4K UHDの微速度動画もカメラ内で生成できます。

5. 現場の要請に応える、高速ワークフローを実現する機能・性能

  • タッチパネル採用の3.2型約236万ドットの高精細画像モニター

    画像モニターにタッチパネルを採用。大量の撮影画像を素早く確認できる「フレームアドバンスバー」や、文字入力のタッチ操作などでワークフローをサポートします。
    3.2型の大画面で、約236万ドットの高い解像度を達成しており、ライブビュー撮影時には、拡大表示でも極めて鮮明に表示されるのでピント確認を素早く行えます。

  • 有線LAN(内蔵)・無線LANともに大幅に向上した通信性能

    通信システムを一新し、内蔵の有線LAN、新開発のワイヤレストランスミッター「WT-6」(別売)を併用しての無線LANの通信速度を、前機種「D4S」(2014年3月発売)と比較して2倍以上に向上させています。

  • 同種メディア2枚が使えるメモリーカードダブルスロット

    XQD-Type/CF-Type の2タイプから選択可能です。

6. 高速無線LAN通信が可能なワイヤレストランスミッター「WT-6」(別売)を用意

「D5」に接続し、画像データを無線LANでパソコン※1やFTPサーバーへ高速転送できます。通信距離は最大約200 m※2。IEEE802.11ac(2×2 VHT80)の規格に対応し、通信速度が大幅に向上しています。
「Camera Control Pro 2」(別売)を用いて、パソコンからワイヤレスでカメラ操作も行えます。「WT-6」を接続した「D5」を無線LANアクセスポイントとして使用し、パソコンやスマートフォンと簡単に接続することも可能です。

  • ※1「Wireless Transmitter Utility」(ニコンのホームページからダウンロード)がインストールされている必要があります。
  • ※2無線LANアクセスポイントに大型アンテナを装備している場合。通信距離は遮蔽物や電波状態等に影響されます。

「WT-6」発売概要

商品名 ワイヤレストランスミッター「WT-6」
希望小売価格 ¥64,000(税別)
発売時期 2016年3月予定

「D5」主な仕様

横にスクロールしてご覧ください。

型式 レンズ交換式一眼レフレックスタイプデジタルカメラ
レンズマウント ニコンFマウント(AFカップリング、AF接点付)
有効画素数 2082万画素
撮像素子 35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー、ニコンFXフォーマット
記録媒体
  • XQDカード対応機種:XQDカード
  • CFカード対応機種:コンパクトフラッシュカード(Type I、UDMA7対応)
画像モニター 3.2 型TFT 液晶モニター(タッチパネル)、約236 万ドット(XGA)、視野角170°、視野率約100%、明るさ調整可能
寸法(W×H×D) 約160×158.5×92 mm
質量
  • XQDカード対応機種:約1405g(バッテリーおよびXQDカード2枚を含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)、約1235g(本体のみ)
  • CFカード対応機種:約1415g(バッテリーおよびCFカード2枚を含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)、約1240g(本体のみ)

仕様中のデータは特に記載のある場合を除き、CIPA(カメラ映像機器工業会)規格またはガイドラインに準拠しています。フル充電バッテリー使用時のものです。

  • *記載されている会社名および製品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。

こちらに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。販売が既に終了している製品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

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