レンズ交換式カメラ用の「NIKKOR」レンズ、累計生産本数9,500万本を達成
2015年7月28日PRESS RELEASE/報道資料
株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都港区)のレンズ交換式カメラ用の「NIKKOR(ニッコール)」レンズの累計生産本数が、2015年7月中旬に9,500万本※1を達成しました。
- ※1ニコン一眼レフカメラ用およびレンズ交換式アドバンストカメラ「Nikon 1」用の交換レンズの累計生産本数
ニコン(当時:日本光学工業)は、1959年に一眼レフカメラ「ニコンF」を発売し、この「ニコンF」と同時に発売された「NIKKOR-S Auto 5cm f/2」などが、最初のニコン一眼レフカメラ用「NIKKOR」レンズです。このレンズの発売以来、長きにわたり「NIKKOR」の伝統を引き継いでいます。
ニコンは、長年にわたり培ってきた高い光学技術を活かして、「NIKKOR」レンズの新製品を積極的に投入しています。新製品には、ゴーストやフレアを抑え、クリアな画像が得られるナノクリスタルコートや、高い色収差補正能力とレンズの軽量・小型化を実現するPF(Phase Fresnel:位相フレネル)レンズ、高い色収差補正能力とレンズの軽量化を実現する蛍石レンズ、高い防汚性能を発揮するフッ素コートなど、ニコンが独自に開発した多彩な技術が採用されています。
最近の主な新製品
- 「AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR」
「NIKKOR」レンズ初のPFレンズの採用により、世界最軽量※2を実現。望遠単焦点レンズでありながら優れた携行性を発揮し、軽快な手持ち撮影を可能にするなど新たな写真表現の可能性を広げています。
- ※22015年1月6日時点、焦点距離300mmのFXフォーマット対応デジタル一眼レフカメラのオートフォーカス(AF)単焦点レンズとして。ニコン調べ。
- 「AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR」「AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR」
蛍石レンズ2枚を採用し、当社の従来製品から大幅な軽量化を実現。蛍石レンズ、EDレンズによって色収差を効果的に補正できるほか、ナノクリスタルコートの採用でゴーストやフレアを抑えることができ、高い光学性能を実現しています。
- 「AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR」
DXレンズにおいて初めて採用したナノクリスタルコートに加え、非球面レンズ、EDレンズにより、ゴーストや色収差などを抑えた高い光学性能を実現。さらに、高速連続撮影時の安定した露出制御を実現する電磁絞り機構と、優れた撥水・撥油性で汚れが付着しにくく付着しても容易に拭き取れるフッ素コートの2つも、DXレンズで初めて採用しています。
「NIKKOR」ブランドについて
「NIKKOR(ニッコール)」は、ニコン製写真用レンズのブランドです。「NIKKOR」という名称は、ニコン創業時の社名「日本光学工業株式会社」の略称であった「日光」の英文表記「NIKKO」に、当時、写真レンズの名称の末尾によく使われていた「R」がつけられ誕生しました。
「NIKKOR」は、開発設計から製品化に至るまで、ニコン独自の高水準規格によって管理が行われており、ユーザーのニーズに応える設計、それを実現する生産体制、および検査が「NIKKOR」レンズの高い品質を支えています。
現在、ニコンのレンズ交換式カメラ用レンズは、超広角から超望遠、フィッシュアイ、ズームレンズ、マイクロレンズ、PC-Eレンズとさまざまな用途に対応した幅広いラインナップを取り揃えており、レンズ交換式アドバンストカメラ用レンズ「1 NIKKOR」を含めると90種類以上をラインナップしています。
なお、「NIKKOR」レンズの魅力を世界に向けて発信するグローバルブランディングサイト「NIKKOR.com」にて、映像作品やレンズ設計者インタビュー動画などさまざまなコンテンツを公開しています。
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