次世代動画圧縮規格 HEVCに対応したデータ解析ソフトウェア
HEVC/H.265コーデックアナライザ「265CA1」を発売

2013年3月13日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコン(社長:木村 眞琴、東京都千代田区)の子会社、株式会社ニコンシステム(社長:山根 秀巳、東京都品川区)は、次世代の動画圧縮規格HEVC/H.265に準拠した動画ストリーム解析ソフトウェア HEVC/H.265コーデックアナライザ「265CA1」を発売します。
なお、本製品は2013年5月8日(水)~5月10日(金)に開催される「組み込みシステム開発技術展(東京ビッグサイト)」に出品する予定です。

発売概要

商品名 HEVC/H.265コーデックアナライザ「265CA1」
発売予定日 2013年3月25日

開発の背景

高精細大画面表示パネルの普及に伴う、動画コンテンツの高精細化によって、画質を落とさずにデータ容量を減らすことが強く求められています。HEVCは、ビデオ・データの圧縮方式の一つであり、ワンセグ放送やブルーレイディスク、動画配信で広く普及している「MPEG-4AVC/H.264」と比較し、約2倍の高圧縮率を実現する新しい国際規格です。ハイビジョン動画配信や8K×4K、4K×2K放送での活用が見込まれています。
HEVCを採用した製品やサービスの普及に伴い、データの検証や互換性のチェックなど、さまざまな場面でデータを解析する必要が生じます。一方、HEVCは、高度で複雑な圧縮技術が盛り込まれた規格であるため、データを解析するには、膨大な時間と専門的な知識が必要です。
今回発売するHEVC/H.265コーデックアナライザ「265CA1」は、HEVC規格に準拠したデータを、効率的に解析することができるソフトウェアです。MPEG-2、MPEG-4、H.264解析ツールで培った実績と信頼を基に、使いやすくより直感的に操作ができるアナライザを実現しました。コンテンツ配信システム、LSI、デジタル映像製品を開発される方に効率的な環境を提供し、相互互換性の高い製品開発を可能にします。

  • HEVC(High Efficiency Video Coding)は、ITU-T及びISO/IECの標準化団体が、それぞれH.265及び23008-2として2013年1月25日に規定された規格。

主な特長

  • HEVC規格に準拠したデータ・ストリームの解析
    グラフィカル表示により、ピクチャ構造をわかりやすく表現
    簡単操作で、詳細な解析結果をすばやく表示
  • 8K×4K、4K×2K対応
    HD動画を超える高精細コンテンツに対応
  • タイムリーなサポートサービス
    規格のアップデートにも迅速にサポート

主な仕様

対応フォーマット bytestream format
対応プロファイル Main profile、Main10 profile

動作環境

OS Windows7 Professional(64bit)日本語版(SP1)
CPU Intel Xeon Quadcore 2.66GHz 以上推奨
メモリ 4GB以上の空きメモリ(8GB 以上推奨)
  • Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標登録です。
  • その他記載された会社名、製品名等は、各社の登録商標もしくは商標です。

こちらに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。販売が既に終了している製品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

シェアする