映像ノイズ検出装置「VQ-RT101」を発売

ビデオテープ素材特有のノイズを自動でチェック、業務の効率化、コスト削減を実現

2010年10月20日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコン(社長:木村 眞琴、東京都千代田区)の子会社、株式会社ニコンシステム(社長:萩元 雅夫、東京都品川区)は、映像素材をリアルタイムで検査し、ビデオテープ素材特有のノイズを自動でチェックできる映像ノイズ検出装置「VQ-RT101」を2010年11月1日から発売します。
なお本製品は、11月17日から11月19日まで幕張メッセで開催される「国際放送機器展 Inter BEE 2010」に出展する予定です。

発売概要

商品名 映像ノイズ検出装置「VQ-RT101」
価格 オープンプライス
発売予定日 2010年11月1日

開発の背景

近年、デジタルメディアコンテンツの普及に伴い、これまで人の目によって行われてきた映像の検査を自動化したいというニーズが高まっています。映像制作時における映像品質の検証を目視で行った場合、多大な労力とコストが掛かります。
「VQ-RT101」はこの目視検査を補助する装置として、検査業務の負荷軽減を目的に開発されました。本製品を使用することにより、品質チェックのばらつきを抑え、安定した映像品質を維持することができます。
映像制作で主に使用されるVTRデッキのHD-SDI出力信号を入力し、比較映像無しでテープ素材特有のノイズを定められた項目ごとに自動でチェック、設定した基準を超えた場合「エラー」または「警告」として通知する装置です。このような充実したエラーロガー機能でエラー内容を容易に確認できるので、業務の効率化・コスト削減を図ることができます。

主な特長

1. 検査項目

映像検査

テープノイズ
テープ素材特有のノイズを検出します。
ブラックアウト、フィールドブラックアウト
黒フレーム・フィールドを検出します。
フリーズ
フリーズフレームを検出します。
タイムコード不連続
タイムコードが不連続のフレームを検出します。

音声検査

ピーク
しきい値を超えた音声を検出します。
無音
しきい値以下の音声を無音として検出します。
モスキート音
設定した周波数(高域)の範囲内の音声をモスキート音として検出します。

2. 制御ソフトウェア

  • 検査項目毎に詳細な設定が可能です。
  • エラー発生の状況をリアルタイムで監視できます。
  • エラー発生時の映像をキャプチャし、ログ情報と共にパソコンに保存できます。
  • タイムコードで指定した範囲の任意の映像を検査できます。
  • エラー発生時にメールまたはパトライト(別売)で通知できます。

3. ログビューワ

  • 過去のエラー情報(ログ一覧、画像表示、音声波形表示等)を確認できます。
  • エラー情報をレポートとしてファイル出力できます。
  • エラー箇所を画像上で確認できます。

主な仕様

横にスクロールしてご覧ください。

映像入力信号 HD-SDI 1080/59.94/I、1080/29.97/PsF、1080/23.98/PsF
通信仕様 100BASE-TX/10BASE-T対応 LANインターフェース
  • 本製品仕様は、2010年10月現在のものです。内容は予告なく変更することがあります。

こちらに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。販売が既に終了している製品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

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