ニコンFマウント誕生50周年
35ミリ判一眼レフカメラ用、独自設計の交換レンズマウントとして世界最長
2009年3月3日PRESS RELEASE/報道資料
株式会社ニコン(社長:苅谷 道郎)の一眼レフカメラとその交換レンズ「NIKKOR(ニッコール)」に採用しているカメラにレンズを装着する機構、「ニコンFマウント」が、今年6月で誕生から50年を迎えます。35ミリ判一眼レフカメラで、独自設計のレンズマウントを現在まで50年間継続して製造するメーカーはほかになく世界最長となります。
ニコン(当時:日本光学工業)は、1959(昭和34)年に発売したニコン初のレンズ交換式一眼レフカメラ「ニコン F」にレンズマウントとして「ニコンFマウント」を採用。ニコンはこのレンズマウントの機械的な形状を変更することなく、時代に合わせた機能を実現し、最新のデジタル一眼レフカメラにも「ニコンFマウント」を採用しています。なお、ほとんどの一眼レフカメラのメーカーでは、オートフォーカス化やデジタル化などを実現するためにレンズマウントを変更しています。
レンズ交換式一眼レフカメラの醍醐味のひとつは、多くの交換レンズが使用できることです。レンズマウントの互換性※を長年にわたり維持することで、より多くの交換レンズが活用できることになります。そのため、レンズマウントはカメラ愛好家やプロフォトグラファーにとっては、極めて重要な仕様です。
- ※「ニコンFマウント」は、さまざまな機能を実現し進化を続けてきたことから、ニコンの一眼レフカメラと交換レンズのすべてを組み合わせて装着できるものではありません。また、装着可能な場合も機能が制限されることがあります。
50年間、機械的な形状を変えていないニコンFマウント。ニコンFマウントは、ニコン一眼レフカメラとニッコールレンズをつなぐだけでなく、使うひとびとの世代と世代をつないできました。無限に拡がる光をとらえて、時を超えて世代と世代をつないでいくことを表現しています。
ニコンFマウントの進化と新機能への対応
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1959年 | ニコンFマウントを搭載したニコン初の一眼レフカメラ「ニコンF」発売 |
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1977年 | 開放F値自動補正方式(AI方式)の採用 |
1983年 | オートフォーカスへの対応 |
1986年 | CPU内蔵ニッコールレンズ発売 |
1992年 | Dタイプレンズ発売、距離情報をカメラに伝えることにより測光性能などを改善 |
1992年 | AF-Iレンズ発売、レンズ内モーターによりオートフォーカスの高速化と静粛性を実現 |
1995年 | デジタル一眼レフカメラへの対応 |
1996年 | AF-Sレンズ発売、超音波モーターを搭載し、さらなるオートフォーカスの高速化と 静粛性を実現 |
2000年 | VRレンズ発売、手ブレ軽減効果を実現 |
2001年 | Gタイプレンズ発売、レンズのコンパクト化と操作性を改善 |
2003年 | DXニッコール発売、ニコンDXフォーマット専用に軽量・コンパクト化を実現 |
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