ニコン双眼鏡「モナークX シリーズ」の発売について
高い光学性能で、多様なユーザーニーズに対応
2008年11月7日PRESS RELEASE/報道資料
株式会社ニコン(社長:苅谷道郎)の子会社、株式会社ニコンビジョン(社長:藤原義久)は、バードウォッチングから天体観察まで多様な用途で、高い光学性能を発揮する防水型双眼鏡「モナークX(エックス) シリーズ」を、2008年12月5日より発売します。
発売概要
商品名 | ニコン双眼鏡「モナークX シリーズ」 |
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価格 | 「モナークX 8.5×45D CF」 65,000円(税込68,250円) 「モナークX 10.5×45D CF」 70,000円(税込73,500円) |
発売予定日 | 2008年12月5日 |
発売のねらい
ニコンビジョンでは、充実した機能を搭載して、手ごろな価格を実現した双眼鏡として、2002年から「モナーク シリーズ」を発売し、好評を博してきました。
今回発売する「モナークX シリーズ」は、より高い光学性能を求めるお客様の要望に応えて、対物レンズ有効径を45mmと大きくし、新光学系を採用しました。ニコンの最高級双眼鏡「HG-Lシリーズ」に次ぐ、中上級機種「モナークシリーズ」としてのラインアップの充実を図り、多様なニーズに対応します。
バードウォッチングをはじめとした自然観察を楽しむ双眼鏡として、8.5倍、10.5倍の異なる2つのタイプの中から用途に合わせた選択が可能です。
主な特長
1. 明るく鮮明な光学系を実現
光学系では、補助プリズムに画期的な誘電体多層膜を施すことにより、可視域全体で均一の高い透過率を確保し、明るく自然な色調が得られます。また、ダハプリズムの位相差補正コーティングで、偽解像を予防することにより解像力の高い鮮明な視界を実現し、すべてのレンズ、プリズムに多層膜コーティングを施すことで、明るい視界を実現しました。
2. 本体内部に窒素ガスを充填した防水構造
本体内部に窒素ガスを充填することによって、雨や水しぶきで本体が濡れても、光学系の内部に曇りやカビが生じにくい防水構造になっています。
3. 安定したホールディング感と操作性
左右鏡体は機軸にて連結する構造で、手になじみやすいラバーコートボディの採用と相まって、安定したホールディング感が得られ、高い操作性を実現しました。
4. 「モナークシリーズ」の使いやすさを継承
アイレリーフ※が長いため、眼鏡をかけたままでも広い視界が得られ、見やすくなっています。また、接眼目当てには、クリック付ターンスライド(回転繰出し)方式を採用しているため、眼鏡使用者に限らず、裸眼でものぞきやすい位置で目当てを顔にフィットすることができます。
- ※アイレリーフ:双眼鏡をのぞいた時、全視野がケラレなく見える目の位置から接眼レンズまでの距離。
主な仕様
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8.5×45D CF | 10.5×45D CF | |
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倍率 | 8.5倍 | 10.5倍 |
対物レンズ有効径 | 45mm | 45mm |
実視界 | 6.3° | 6.3° |
見掛け視界 | 50.1°※ | 60.0°※ |
1000mにおける視界 | 110m | 110m |
ひとみ径 | 5.3mm | 4.3mm |
明るさ | 28.1 | 18.5 |
アイレリーフ | 20.6mm | 16.0mm |
最短合焦距離 | 3.0m | 3.0m |
質量 | 720g | 730g |
高さ | 156mm | 156mm |
幅 | 139mm | 139mm |
眼幅調整範囲 | 56-72mm | 56-72mm |
- ※本表の見掛け視界数値はJIS B7157:2003に基づいた計算式を採用しています。
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