ニコンデジタル一眼レフカメラ「D2XS」、スペースシャトルのミッションで使用される
2008年7月11日
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日本人宇宙飛行士、星出彰彦さんの活躍で注目されたスペースシャトル「ディスカバリー」が、14日間の飛行を終え、日本時間6月15日午前0時15分帰還しました。星出さんは、国際宇宙ステーション(ISS)に8日間滞在し、日本の有人宇宙施設「きぼう」の心臓部である船内実験室設置に成功しました。
今回のミッションでは、ニコンデジタル一眼レフカメラ「D2XS」6台と交換レンズ2種類3本(AF-S DX Zoom-Nikkor ED 12-24mm F4G(IF)、AF DX Fisheye-Nikkor ED 10.5mm F2.8)、スピードライトSB-800が使用されました。
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「D2XS」は、シャトル内、ISS内での活動記録の撮影のほか、シャトル操縦室から切り離した後の外部燃料タンクの撮影にも使用されました。
また、星出さんも「D2XS」を使ってシャトル内の活動やISS内を撮影し、鮮明な画像を記録しています。
今回、ディスカバリーに搭載された「D2XS」6台のうち4台はISSに設置され、ISS内での活動記録などを撮影します。
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スペースシャトルおよびISSで使用される「D2XS」は、潤滑油をNASA指定品に変更し、専用ファームウエアを搭載したことをのぞけば、ほぼ市販品と同じです。「D2XS」は、2006年6月に発売したニコンデジタル一眼レフカメラのハイエンドモデルです。有効画素数12.4メガピクセル、5コマ/秒連続撮影可能な、プロユーザーの要求に応える高性能と高い信頼性を有しています。なお、「D2XS」は、次回のミッションでは、船外活動で使用される予定です。
ニコンはNASAに長年にわたり機材を提供するとともに、宇宙飛行士に対して撮影のトレーニングなども実施しています。ニコンは、技術と信頼で、宇宙という過酷な環境に耐えNASAの宇宙計画に寄与しています。
- *製品画像以外の画像はNASA提供によるものです。
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