ニコンデジタル一眼レフカメラ「D3」が「カメラグランプリ2008 大賞」「あなたが選ぶベストカメラ大賞」を受賞
2008年5月19日PRESS RELEASE/報道資料
株式会社ニコン(社長:苅谷道郎)のデジタル一眼レフカメラ「D3」が、「カメラグランプリ2008 大賞」を受賞しました。2007年4月1日から2008年3月31日までに国内で新発売された選考対象170機種の頂点に立つ栄誉です。
選考委員会は「フラッグシップモデルとして、ファン待望の35mm判サイズのセンサー搭載機としての期待以上の優れた新しい機能を数多く搭載し、プロフェッショナルから写真愛好家まで、広く愛されるカメラを開発した」点を高く評価し、選考理由としています。
さらに、「D3」はカメラグランプリが25周年を記念して制定された「あなたが選ぶベストカメラ 大賞」も受賞。この賞は、3月19日~22日に行われたフォトイメージングエキスポ2008の開催期間中に、一般ユーザーからの投票結果によって選ばれたもので、多くの一般ユーザーからも高く評価されていることが認められました。
ニコンのカメラグランプリの受賞は、2006年の「D200」の受賞以来2年ぶり6回目。
なお、「D3」は欧州の権威ある写真・映像関連の賞「TIPA(Technical Image Press Association)」の「TIPA ベスト プロフェッショナルデジタル一眼レフカメラ 2008」も受賞しています。
ニコンデジタル一眼レフカメラ「D3」は、国内では株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:西岡隆男)が販売し、昨年11月の発売以来、プロフェッショナル、ハイアマチュアを中心として高い評価を得ています。
カメラグランプリについて
今年、カメラグランプリが25周年を迎えたことなどから賞の名称が変更されました。これまでのカメラグランプリは「カメラグランプリ 大賞」と改められ、新たに、一般ユーザーの投票による「あなたが選ぶベストカメラ 大賞」が制定されました。
「カメラグランプリ 大賞」は、写真・カメラ雑誌のメカニズム担当記者の集まりであるカメラ記者クラブ(1963年9月発足、2008年5月現在12誌が加盟)が主催。カメラグランプリ実行委員会の運営のもと、選考委員が組織され、その一年間に日本国内で新発売されたスチルカメラの中からもっとも優れた一機種を表彰するものです。選考委員は、カメラ記者クラブのメンバーをはじめ、加盟雑誌の編集長(もしくは代表者)、カメラグランプリ実行委員が委託した外部選考委員、特別選考委員(学識経験者、カメラメカニズムライター、写真家、写真関連団体の代表等)で、今年は総勢55名が選考にあたりました。
ニコン「D3」の主な選考理由
ニコンFXフォーマットのフラッグシップモデルとして、新開発の有効画素数1210万画素CMOSセンサーをはじめ、常用可能なISO6400の高感度、高密度51点AFなど、数々の革新的な高性能・高機能を搭載。ラインアップの頂点に立つカメラにふさわしい性能と操作性を備えた。
主な特徴として、
- 新開発の有効画素数1210万画素FXフォーマット(画面サイズ36.0×23.9 mm)CMOSセンサー
- 高いS/N比、広いダイナミックレンジによる優れた階調表現
- ISO200~6400の広範な常用撮像感度の実現と高画質に貢献するノイズ低減
- デジタル画質を具体化する包括的コンセプト「EXPEED」に基づく高速画像処理システム
- FXフォーマットで約9コマ/秒、DXフォーマットで約11コマ/秒の高速連続撮影が可能
- 新開発マルチCAM3500FXオートフォーカスセンサーモジュールによる高密度51点フォーカスポイント採用のAFシステム
- 表現の可能性を大きく広げるピクチャーコントロールシステム、アクティブD-ライティング
- 1005分割RGBセンサーに新たに回折格子を加えることで実現した、高度なシーン認識システム
- 従来レンズでも高画質で撮影可能な自動倍率色収差軽減機能
- 外観カバー、シャシー、ミラーボックスにマグネシウム合金を使用した堅牢性とともに、随所にO-リングやパッキン等を効果的に使い、高い防侵性を確保。過酷な撮影状況下でも確実に動作する、撮る道具としての高い信頼性
- 多彩な光を創造する先進のフラッシュシステムなど。
ニコンの受賞歴
「カメラグランプリ」は1984年に創設され、今回で25回目となります。
ニコンの受賞歴は、
- 第1回(1984年)「ニコンFA」
- 第6回(1989年)「ニコンF4/F4S」
- 第14回(1997年)「ニコンF5」
- 第21回(2004年)「ニコンD70」
- 第23回(2006年)「ニコンD200」
「ニコンD3」の受賞は、これらに続く6回目の栄誉となります。
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