コーポレート・ガバナンス強化の取り組み
取締役会の多様性拡大
多様性の確保および適切な員数の観点も踏まえて、取締役会全体として実効性を発揮できる構成としています。
取締役構成の変遷
2024年7月1日時点の社外取締役
- 蛭田 史郎:取締役会議長(元 旭化成株式会社 相談役)
- 澄田 誠:(元 TDK株式会社 取締役会長)
- 立岡 恒良:(元 経済産業省 事務次官)
- 村山 滋:監査等委員会委員長(元 川崎重工業株式会社 特別顧問)
- 山神 麻子:監査等委員(弁護士 ITN法律事務所パートナー)
- 千葉 通子:監査等委員(金融庁公認会計士・監査審査会委員)
取締役会の実効性向上
様々な取り組みにより、取締役会の実効性向上を進めています。
取締役会議長
2021年3月期: 非業務執行取締役が議長に就任(業務執行監督体制の強化)
指名審議委員会
取締役会の任意の諮問機関として、最高経営責任者・社長執行役員・取締役の選解任基準の策定および候補者の指名、取締役会の構成の検討、執行役員人事の監督等を行っています。
2020年3月期:指名審議委員会の設置
2021年3月期:社長執行役員の後継者計画運用開始
2024年3月期: 指名審議委員会設置後初めての社長執行役員選定
委員会構成:社外取締役3名、社内取締役2名(委員長は社外取締役)
報酬審議委員会
取締役会の任意の諮問機関として、役員報酬の方針および関連諸制度の審議、提言を行っています。
2004年3月期:報酬審議委員会の設置
2020年3月期:社外取締役が委員長に就任
2025年3月期:委員会構成を、社外取締役過半数に変更
委員会構成:社外取締役3名、社内取締役2名(委員長は社外取締役)
独立社外取締役会議
社外取締役が、取締役会の課題や審議事項について独立した客観的な立場に基づき自由に意見交換を行うことで、取締役会における議論の活性化を図っています。
2023年3月期: 独立社外取締役会議の設置
取締役会実効性評価
取締役会のさらなる機能向上のため、取締役会の実効性について第三者評価機関による分析・評価を行っています。
前年度の評価結果を踏まえ、改善施策検討・実施のサイクルを継続しています。
報酬体系及び業績連動の仕組み
2023年3月期: 業績連動重視の新たな役員報酬制度の適用開始(制度概要は下表のとおり)
横にスクロールしてご覧ください。
固定報酬 | 業績連動報酬 | ||||
---|---|---|---|---|---|
月例定額報酬 | 短期業績 | 中期業績 | 長期業績 | ||
賞与 | 業績連動型株式報酬(PSU) | 譲渡制限付株式報酬(RS) | |||
報酬比率 | 1 | 0.6~0.7 | 0.1~0.225 | 0.3~0.45 | |
連動対象KPI | ー |
|
|
(退任時までの譲渡制限あり) | |
業績連動幅 | ー | 0~200% | 0~150% | 株価連動 | |
支給方法 | 金銭 | 株式 | |||
クローバック※2 | 対象 |
- ※1「ROE」は、中期経営計画の最終事業年度のみ
- ※2クローバック:権利が確定したインセンティブ報酬について、役員の不正等が発覚した場合に、支給した報酬を返還させる条項
コーポレート・ガバナンス強化の履歴
- ※社長執行役員の交代は2024年4月