2015年3月期第3四半期 決算説明会・主な質疑応答
決算説明会での主な質疑応答を掲載しています。
精機事業
Q. 半導体装置事業、今期販売見通しの下方修正について
A. 今期のArF液浸スキャナーの販売台数を18台から9台に修正し、半導体露光装置の新品の台数を34台から19台へ変更いたしました。ArF液浸スキャナーが9台減少いたしますが、そのうち4台は、顧客計画の変更により納入が来期にずれ込むものです。残りの5台は商談を継続している状況です。今回、大幅に予想を修正いたしましたことを厳しく受け止めており、引き続き、販売台数の確保と収益体制の強化を図って参ります。
Q. FPD装置事業、今期販売見通しと今後の市場見通しについて
A. 今期の通期販売計画34台に変更はありません。2015年(暦年)の市場については、現時点での予想では、足下の状況より中小型高精細パネル向け装置の需要回復が見込まれることから、前年比で約3割増加(約70台)になると予想しています。厳しい競争環境が続きますが、当社が得意とする高精細パネル向け装置を中心に高いシェアを維持することで、当社の販売台数も前年比での増加を目指しています。
映像事業
Q. 今期のレンズ交換式デジタルカメラの通期予想販売台数の引き下げについて
A. 今回、レンズ交換式デジタルカメラの市場規模予想を、前回11月時点予想より100万台減の1,370万台へ変更いたしました。下方修正はルーブル安の影響を受けるロシアをはじめとする欧州と中国です。また、昨年末に確認しましたデジタル一眼レフカメラ「D750」の不具合に伴い、約1ケ月間、出荷を停止いたしました。2月からフル生産と出荷を再開し挽回を図っていますが、第4四半期の販売台数への影響は避けられない状況です。
以上の状況より、当社のレンズ交換式デジタルカメラの通期予想販売台数を、前回11月時点より25万台減少の465万台へ下方修正いたしました。
全体
Q. 為替の影響について
A. 当社計画における第4四半期の前提為替レートにつきましては、前回11月時点での想定レートに対して、USドルは 100円から115円に変更、ユーロは135円から変更しておりません。現時点では、この想定レートから1円変動した場合の売上高への影響額は、USドルで約9億円、ユーロで約3億円、同じく営業利益への影響額はUSドル、ユーロともに約1億円と予想しています。