2010年3月期 決算説明会・主な質疑応答
決算説明会での主な質疑応答を掲載しています。
精機事業
Q. 半導体・液晶露光装置市場について
A. 半導体露光装置市場は強含んできており、今期は前期比8割増の200台程度になると見込んでいます。そのうちArF液浸装置は110台程度と想定しています。液晶露光装置市場も台湾パネルメーカーの投資再開と中国パネルメーカーの投資本格化によって、前期比5割増の110台程度を見込んでいます。
Q. 液浸露光装置「NSR-S620D」について
A. 半導体露光装置市場は強含んできており、今期は前期比8割増の200台程度になると見込んでいます。そのうちArF液浸装置は110台程度と想定しています。液晶露光装置市場も台湾パネルメーカーの投資再開と中国パネルメーカーの投資本格化によって、前期比5割増の110台程度を見込んでいます。
Q. 精機事業の収益について
A. 昨年に比べてお客様の設備投資意欲は、半導体露光装置、液晶露光装置ともに改善してきており、それに伴い売上高は前期比4割増の2,100億円を計画しています。営業利益は構造改革による固定費削減に加え、前年のような大幅な棚卸評価減の特殊要因が無くなることにより30億円と黒字化する見込みです。
映像事業
Q. 映像事業の収益について
A. 売上台数は市場を上回る伸びを計画していますが、今年度中も円高が続くと想定され、昨年幾分守りの経営をしていた日本メーカーも積極的になり競争が激化すると見ています。こうした状況を受け、今期は増収となるものの利益は横ばいになる計画です。
Q. デジタルカメラの市場について
A. 今年度の市場規模は、デジタル一眼レフカメラと交換レンズが引き続き2桁伸び、コンパクトカメラも前年度のマイナス成長から若干のプラスになると見ています。地域的には、先進諸国は緩やかな回復基調にあり、アジアを中心とする新興国市場は引き続き伸長すると想定しています。
その他
Q. 設備投資・研究開発費について
A. 前期に比べて今期の設備投資が減るのは、前期に発注を大幅に抑えた分が取得ベースでは今期に計上されるためです。今期は発注ベースでは前期より増え、400億円弱となる予定です。研究開発費については、前期に買収した旧メトリス社が資産に計上している研究開発費を日本の会計基準に合わせ35億円程度一括償却しました。その分を差し引けば、今期の研究開発費は実質横ばいとなります。